ニホイチ2日目(旅1:大阪ー東京編DAY2) 愛知名古屋ー静岡県牧之原
昨夜は疲れと、色々あったので気持ちが昂ぶってたのか、なかなか眠れなかった。
11時にはベッドに入ったが、結局眠れたのは2時ぐらいだと思う。
7時に起きて、今日はちょっとゆっくり目の8時に出発。
昨日200キロ走った割には、結構元気。
昨日は名古屋に入る手前でiPhoneが壊れてしまい、名古屋近辺の写真が一枚も撮れてない。
という訳で、なんの変哲も無い名古屋の写真を一枚(笑)。
名古屋から豊橋
今日は10月10日で体育の日だけど、実は自分のやっている会社の記念日で、今日で12周年ということになる。(土曜日で休みだけど)
すっごい小さな会社だけど12年、ほんと色んなことがあった。
正直、もうダメだ思うこともたいっぱいで、12年かかっても大した会社になった訳じゃ無い。
でも、こうやって12年(一応干支もひとまわりだ)経って、自分はおっさんになったけどもまだ元気で、こうして初の長距離ライドに挑戦している。こういうのって悪く無い。ちょっと気分もいい。
なんかこの旅が12年の厄落としにもなればいいなと思ってペダルをこぎはじめる。
当初の予定では本日は富士山の見えるところまで(なんてアバウト 笑)。
愛知県を抜けて、静岡県に入ったら太平洋を満喫といきたいところ。
さぁ、どこまで行けるか。今日も吹けよ追い風〜!
ひたすら1号線沿いに愛知県を抜ける。
さすがに都会。大阪と似たような景色。
知立市、岡崎市と抜ける。
とても走りやすい。天気は曇り、風は順風。
3時間ほど走って、お昼前に豊橋到着。
豊橋は過去にも何度か来たことのあるところ(もちろん新幹線で)だが、
名古屋と意外と離れていることに驚く。
大阪人の自分としては、豊橋と言えば名古屋のほんの隣というイメージ。
まさか70kmも離れているとは。
しばらく走っていると、ボーリング場キャノンボール発見!!
東京ー大阪感をノンストップで自転車で走ること(しかも24時間以内に!)を
自転車乗りの間ではキャノンボールと呼ぶのですが、ここは偶然にも同じ名前のついたボーリング場。
今回の旅の前に、東京ー大阪感を自転車で走った方のブログを結構チェックしてると、やはりこのキャノンボールで記念写真を撮っている方が多かったので、ここを通るのをちょっと楽しみにしていた。
もちろん撮影!
なんか嬉しい。ちょっとしたことでテンションが上がる。
湖西市ー浜松ー島田
湖西市に入って、丸亀製麺で昼食。
もうとにかくお腹がすごい空いていたので、最高にうどんがうまい。
ご飯を食べて、湖西の工場街を抜けたら、いよいよ浜名湖登場!
いやー開放感があります。
ここが距離的にはちょうどこの旅の中間地点。
弁天島が見えて来たので、自転車を止めて撮影する。
この撮影をしている自分の後ろを、新幹線がすごい勢いで走っていく。
この弁天島の鳥居は新幹線からもよく見る景色。
そんな所に自分がいるというのが嬉しい。
しかも自転車で。
なんかじんわりと喜びのような満足ような感情が込み上げてくる。
自転車で遠くにくるのって、楽しい!
浜名湖をすぎて、浜松市、磐田市と抜ける。
この辺りで印象的だったのは、天竜川を抜けて海沿い走っていると、道が砂浜になって抜けれなくなったこと。最後はスズキの工場の下の、車一台やっと通れるというかという地下トンネルのようなものを抜けて、やっと通常の道に抜け出すことができた。
基本、海沿いを走っていきたいなと思っていたが、海沿いは工場なども密集しているのでちょっと難しそう。海沿いから一本内側の国道150号線を走ることにする。
↓下の写真は天竜川を超えて、海沿を走っていた所。ずっと一直線。
ここから、御前崎を目指して、ひたすら150号線の一本道。
せっかくなので夕日の名所と言われる御前崎で、夕日を見たいと御前崎を目指すことにしたのだ。
しかし、この150号線の1本道が、とにかく長く感じた。
まっすぐな道で、遠くまでこの1本道が見通すことができる。
風景も工場団地なので、変わり映えしない。
土曜日の工業団地だからか車もあまり通らない。信号も少ない。
その道が30キロ。
昔、種田山頭火の俳句で「まっすぐな道でさみしい」というのがあったが(自分は漫画で読んだ)、まさにそんな感じ。
まっすぐで先まで見通せて、変わり映えのしない風景というのは退屈なものだ。
先がわからなくて、曲がりくねっている道の方が、刺激があって楽しい。
これって人生と一緒かも(笑)
自分はそう曲がりくねっている道を楽しいと思う人間なので、実際の人生も色々曲がりくねっているのかも(笑)。なんでも自分で選んでいる通りというとだ。
まっすぐな道を走っている間は時折、近くの町から聞こえる祭り囃子の音と(とにかく道も静かなのだ)、道路標識の「御前崎 何キロ」という距離が縮んでいくのだけが楽しみ。
この時点で、時刻は15時過ぎ。日の入りの時刻は17時20分。
あと30キロだから、自分の脚では御前崎で日の入りを見るには、かなりギリギリの感じ。
とにかくひたすら、この一本道を愚直に走る。
「御前崎 25キロ」
「御前崎 20キロ」
「御前崎 15キロ」
道路標識は順に変わってくる。
と、そんなこんなことをしていると、頬にポツリと大粒の雨を感じる。
やばい、雨だ。
そういえば、天気予報でも夕方から静岡の一部で雨が降るとあった。
雨から逃げるようにスピードをあげる。
「御前崎 10キロ」
「御前崎 5キロ」
このあたりで、頬にあたる雨がさらに増してくる。
すると、目の前に久しぶりにコンビニミニストップを見つけた。
久しく休憩もしてなかったので、休憩することに。
するとコンビニに入った瞬間、間一髪で外は大雨に。
バケツをひっくり返したような大雨。
まさに土砂降り。危なかった。
この時点で16時30分。 御前崎まであと10キロ。
大雨は止む気配はない。御前崎に日の入りを見にいくのは諦めた方が良さそうだ。
結局、雨が小降りになるまでこのコンビニに40分ぐらいいた。
その間に、今日の宿を探す。
ここから先20キロほどの島田市というところで宿が取れた。
雨が少し小降りになり、このコンビニで簡単な雨合羽を買って、また走り出す。
外はもう薄暗い。御前崎に寄れなかったのは残念だけど仕方ない。
走っているうちに、雨はすっかり止んでくれた。ちょっとしたスコールのようなものだったのかも。
すっかり真っ暗になった道をライトをつけて走る。
結局、昨日に続いて今日も夜になってしまったな。
東名高速の吉田インターチェンジのすぐ近くのホテルに到着。
とても綺麗なホテル。
で、ホテルに入って鏡をみて驚いた。
昨日、蜂に刺された左目のまぶたが、まるでお岩さんのように腫れてしまっている。
朝は全く腫れてなく、昼間も腫れてなかったのだが、、、。
ホテルの近くのファミレスに行くついでに、ドラッグストアがあったので、蜂刺されの薬はないかと聞いてみたところ、対応してくれた店員さんに「ここまで腫れていると、病院に行った方が良いのではないか?」と言われてしまった。
今日は土曜日だし、腫れている以外痛みもまったくない。
とりあえずその日は虫刺されの薬を塗って、眠ることにする。
疲れていたのか、すぐに眠りに落ちた。
2日目 愛知県名古屋市栄〜 静岡県島田市
走行距離 177km
2日間トータル 305km
宿泊先ホテルは東名高速吉田インター近くCANDEO HOTELS島田
新しく綺麗で、大浴場もサウナもあり快適でした。
続きはこちら