ニホイチ6日目(旅2:大阪ー広島編DAY2) 岡山県倉敷ー広島市
2日目スタート。
昨日はホテルに帰ったあと、爆睡。
朝5時起きで支度をして、6時にスタートだ。
今日は、ルートを決めていない。
とりあえず広島駅まで行くというアバウトな感じ(笑)
途中、大好きな尾道を通るので、そこではちょっとゆっくりしたい。
それぐらいの感じだ。
倉敷ー尾道
ホテルを出て少し走ると、高梁川の橋に差し掛かる。
水島と玉島を結ぶ水玉ブリッジライン、通称水玉ハイウェイ。
昨夜この水島に到着したのは夜だったのであまりわからなかったが、やはりかなり海に近い街だったようだ。
高梁川の河口部にかかる水玉ハイウェイ。
朝一番でここ突っ切る。実に気持ちいい。
水玉ハイウェイを抜け、倉敷市から浅口市に入る。
このあたりからまた2号線に合流する。
朝も早いし日曜日なので、トラックも少ない。
順調に朝倉市から笠岡市と抜けて行く。
昨日、216キロ走ったとは思えないぐらい脚は順調。
ペダルをぐんぐん漕いで行く。
朝イチのロードバイクはやはり気持ちいい。
快調に走って行くと、来た!広島県の入り口、福山だ。
県境はテンションが上がる。
グッバイ、岡山。やっぱり岡山は晴れの国だった。
福山といえば福山通運(笑)
しばらく行くと、福山市街地へ。
福山城があるので、寄ってみることに。
この福山城の周りは美術館などもありとても綺麗な公園になっている。
広々してとても洗練された公園という印象。
そして福山城の前にはなぜかこんな洋風な建物も。
なかなか福山って面白い(笑)
さぁ、福山を超えると次はこの旅で一番楽しみにしていた尾道だ。
福山と尾道間のきれいな川。
2号線をひた走っていると、見えてきた尾道大橋!
この尾道大橋が遠くから見えた時はかなり嬉しかった。
ついに来たーという感じだ。
尾道水道!
到着!尾道。
渡船のある風景。これだね。
自分の世代にとって尾道といえば、やっぱり大林映画。
尾道3部作、新尾道3部作は大好きな映画。
尾道も最近の開発で新しくきれいになって、その映画の頃の風景とはだいぶんと変わってしまっていたけど、尾道駅の外観は昔のまま。
記念すべき尾道3部作の第1作「転校生」のオープニングで小林聡美が、立ちこぎで激走する坂。
自分もせっかく自転車なので激走してやろうかと思ったけど、今回はやめておく(笑)
昔、20年以上前、ウッチャンナンチャンのナンちゃんが、テレビ番組で東京から福岡だかに自転車(しかもママチャリ!)で行く企画をやっていて、その番組が好きで、毎週楽しみに見ていた記憶がある。
確かウンナンの世界征服宣言という番組の”日本縦断ママチャリの旅”というコーナー。
この番組を見ていたことが、去年やった東海道自転車旅、今回の山陽道自転車旅をやるきっかけの一つになっていると思う。
そしてその番組でも、この尾道編は特に印象が残っている。
ナンちゃんも、尾道までチャリで来たことにかなりテンションが上がっていた。文化系男子は尾道が好きなものなのだ(笑)
自分もいつか尾道まで自分で自転車で行ってみたい。
そんなちいさな、ちいさな夢がかなったことがなんだか今日かなったことが嬉しい。
去年の東海道旅のとき、自走で富士山が見えた時も、相当嬉しかったけど、今回の尾道もそれに匹敵する感じで嬉しかった。
尾道ー広島
名残惜しいが尾道を出発。
瀬戸内海ぞいの2号線をひた走る。
瀬戸内海といえば離島。
この離島を結んだしまなみ海道が人気で、最近のこのあたりはサイクリングの聖地という感じになっている。
さて、ここから広島までのルートは事前に考えていなかった。
まぁ、2号線をひたすら走っていけば広島につくだろうと軽く考えていたわけだ。
でも、尾道のサイクルステーションの前で会った人と少し話すると、尾道から広島にいくのは、海沿いで呉をまわってのさざなみ街道というルートと、内陸側を走り東広島を抜けていく2号線ルートの2つのルートがあることがわかった。
呉を回っていくさざなみ街道は、海沿いで基本平坦な道。
2号線は峠超えがあるか、距離が40キロほど短いらしい。
2号線で行くつもりだったがそれを聞いてどっちで行くのかすごい悩んでしまった。
呉は大好きなアーチスト浜田省吾の出身地でもあるし、一度も行ったことのない呉という街にも行ってみたい。
結局ふたつのルートの分岐点の三原までどっちで行くか考え抜いて(分岐点でもしばらく止まってかんがえたほど)、結果、距離が40キロ短いという内陸の2号線を選ぶことに。その時は40キロの距離をとったわけだ。
三原の分岐点をすぎて沼田川そいを走っていく。
正直、この2号線ルート、代わり映えしない景色の連続でかなり退屈である。
それに距離は本日100キロとなり、体もそれなりに疲れてきた。
そしてひとつの目的であった尾道をすぎて、心なしかペダルも重くなった。
竹原市にはいると、ゆるく長い坂がはじまる。
そして一気に気温があがり、暑くなってきた。
暑い、しんどい、景色が代わり映えしないとかなりモチベーションも下がる。
たまに猛スピードで走ってくるトラックも気にくわない。
このあたりで、やっぱり呉を周るさざなみ街道のほうにしていたら良かったと、かなりの後悔がはじまる。
あっちに行っていれば、今頃平坦で綺麗な海沿いを颯爽と走っているんじゃないかと。。。(笑)
でも、もうもう戻るわけにはいかない。とにかく登っていくだけ。
そしてそんな自分の横を、すごい勢いで山陽新幹線が追い越していく。
かなり遅いスピードでペダルをへいこらとこぎ、なんとか東広島にたどり着いた。
達成感はある。
この東広島、標高が高いところにあるのだが、それなりの大きな街で驚いた。もう都市という感じなのだ。
こんな山間にこんな大きな街があるなんてびっくりだ。
しかし、相当疲れていたのか、東広島では写真を一枚を撮っていない。。。(笑)
東広島から、一気に峠をくだる。
海田市をぬけて広島市にはいる。
もうゴールは20キロほどなのだが、暑さと疲れでコンビニでガリガリ君タイム。
いやー、この峠はほんと疲れた。
もうかなりゆっくりのスピードで広島市内を走っていくと、最初に見えてきたのは広島ズームズームスタジアムの照明ライト。
ズームズームスタジアムと広島駅が近くにあるのは知っていたので、ゴールが目で確認出来た瞬間だ!うれしい。
そして、到着広島ズームズームスタジアム。
この時の時刻は15時過ぎ。
思っていたより大分と早く着いた。
これなら40キロ長いさざなみ街道の方に行っていても17時ぐらいには広島に着いたんじゃなかろうか?あっちにしてればよかった(←まだ言ってる 笑)
時間もあるので平和公園にもいってみることに。
広島の中心部を抜けていく。
原爆ドームに到着。ここまで自転車で来れたというのは、感慨深い。
当たり前だが自分の住んでいる場所とこの場所が道がつながっていることは脚でしっかりと確認することができた。こういうことって、自分には大事。
平和公園。
これで今回の旅の行程はすべて終了。
広島駅の前で自転車をばらして輪行バッグへ。
今回は広島で泊まらず、そのまま新幹線で帰る。
二日間でひた走った370キロをたった90分でクリア(笑)
まだ明るいうちに新大阪に帰ってこれた!
今回の山陽道の旅も、最後はちょっとバテてしまったが、楽しい2日間だった。
単純に「自転車で遠くまで行く」というのは、贅沢で楽しい行為だ。
次はこの広島から先に行こうと思っている。
(旅2:大阪ー広島編)2日目
走行距離156km
2日間トータル372キロ
[ニホイチ旅全トータル 6日1022km]
/p>
続きはこちら