ニホイチ15日目(旅5:富山ー熱海編DAY2)長野県白馬村ー山梨県甲府
富山ー熱海の旅、二日目。
朝ご飯はホテルのバイキング。
普段、朝ごはんってあんまり食べないんだけど、ホテルのバイキングってなせがいっぱい食べてしまう。
この日も和か洋か選べず、パンとご飯の両方を食べる始末(笑)
まぁ、今日もカロリーをいっぱい使うから、摂りすぎということはない。
朝食会場のレストランからも、北アルプスがちらりと見える。
ちなみにホテルに泊まっている大半は、中国や韓国などの外国からの観光客。
大阪のホテルもアジアからの観光客でホテルが満杯になっているが、この白馬も同じような感じなのに少し驚き。
お世話になったホテルには自転車置き場というのがなかったので、昨日自転車はスキーの乾燥室で保管して頂いた。こういうサービスって実はとても嬉しい。
ありがとうホテル白馬さん。
ちなみにスタッフの女性も美人ばかりだったので、なかなかおすすめです。ホテル白馬。
ホテルの外観。
毎年スキーで冬に来ている白馬を自転車で散歩する。
ずっと前からシーズンオフのスキー場に来てみたかったのだ。
スキージャンプ台。
長野オリンピックで、原田や船木が飛んだジャンプ台。金メダルでしたね。
毎年、冬スキーの時にお世話になっている宿にも回ってみた。
シーズンオフで休業中。
八方尾根のゴンドラアダムの乗り場。
こちらは登山客のために営業中。
名木山ゲレンデ。
冬にみる雪の時とは別の場所のよう。
八方尾根の中心地も閑散としている。
ぐるって八方の馴染みの場所を回って、出発。
今日も山道、基本最初は下り。その前に佐野坂峠という小さめの峠を超える。
いつも八方にスキーに行く時は、中央道から長野道に入り、長野道の安曇野インターチェンジで降りて、そこから下道で八方に行っている。
なので今日走る道は、途中の安曇野までは車では何度も何度も通ったことのある勝手知ったる道となる。
青木湖(写真撮るの忘れた!)をすぎ、木崎湖まで下って来た。
このあたりは湖沿いにある電車の線路がとっても印象的。
いつも冬にしか来ないので、この場所も雪景色としてしか見たことがない。
緑の季節も爽やかで、清々しい景色。
大町。
高瀬川と北アルプス。
少し晴れ間が見えて来た。
この辺りは自分にとってはとても長野っぽい景色。
アルプスから流れ込んでくる高瀬川の水もエメラルドグリーンに透き通っていて、とても美しい。冷たそうで触ってみたい気もする。
スキーのときいつも車で通る道で、来るたびここをいつか自転車で走ってみたいなぁと思っていたので、ついに念願かなった!
正直、かなり嬉しい。
道の駅、安曇野松川。
天気も良くなって、だいぶ暖かくなってきた。
ここで昨日からずっと着ていたウィンドブレーカーを脱いだ。
パノラマロードからみた高瀬川。
普段、車で走り慣れた道もこうして自転車で風を感じながら走ると、別の場所のようだ。来てよかった。つくづく思う。
安曇野の空。
青空が広がってきた!
安曇野を過ぎて、国道19号線に入る、松本市を目指す。
どんどん車の数も増えて来て、町らしくなってくる。
この19号線でとてもおしゃれな自転車屋さんを見つけた。
(時間の都合で寄れなかったけど。)
松本が近くなって来た。
松本城到着!
松本城は研修で一度だけ来たことがある。
昔、男闘呼組というアイドルバンドの「ロックよ、静かに流れよ」という映画。確かこの松本城あたりがロケ地だったなと、しょうもないことを思い出した(笑)
(実はこの映画、高校生の時、友達数人と最初思い切りバカにしながら、レンタルビデオで借りて見て、めちゃくちゃ感動した映画なんです 笑)
松本市内はめちゃくちゃ都会。
松本から塩尻市にむかう途中で。
これお店の看板でもなく、交通標識でもなく、なんのための標語なんやろ(笑)
塩尻市に到着!
まだ標高632mもある。
松本も塩尻も都会なんだけど標高が高いというのが、なんとなく意外である。
そういえば去年、山陽道を走った時東広島市が標高が高いのにすごく都会で驚いた。
なんとなく、ひらけた町というのは標高の低いところにあるという認識があったんだけど、そんなことはないというのを、40過ぎてこの自転車旅で知るという(笑)
塩尻からは塩尻峠が始まる。
晴れて暑くなって来たところで、結構きつい。
途中にあった、道の駅。まだまだ峠は序の口。
塩尻峠アタック中。
なかなかきつい。
足場があるさー。
というダジャレ看板発見。長野はダジャレ好きなのか?
峠の途中にあった焼肉東山。
なんか車も多く、観光バスも止まって、大勢の人がお店に並んでいる。
焼肉の美味しそうな匂いも立ち込めていて、かなりお腹が減って来た。
焼肉食べたいという思いを押し殺し、ひたすら汗を流しながら峠を登っていく。
峠の途中で中山道発見!
塩尻峠、頂上到着!
長かったー。
でも、来る前に安田大サーカス団長の峠超えテクニック本熟読して来たので、今までより楽だったかも(笑)
峠の頂上から塩尻市から岡谷市に変わる。
でも標高1012メートルって、白馬より高いよ!
ここから一気に下る!
下ると諏訪湖のはず。
峠を下っていくと、見えた諏訪湖。
綺麗だ。
去年大ヒットした映画「君の名は。」も一部だけ諏訪湖がモデルになっているらしい。
諏訪湖まではかなり急な坂道。それを一気に下ってきて、諏訪湖のほとりに到着。
いい感じ。やっぱり湖は大好きだ。
川の近くで生まれ育ったので、海より淡水の湖の方がなんとなく落ち着く。
またその看板で諏訪湖は1周16キロしかないということを知って、一瞬ぐるっと回ってみようかなとも思ったが、今回は先を急ぐことにする。
1周16キロだと、自転車というよりランニングで回って見たい。
いつかそんな機会もあるだろう。
諏訪湖をすぎると、諏訪大社。
とても立派な神社。
時刻は14時過ぎということで、諏訪大社の露店でお昼ご飯にする。
せっかく長野ということでお蕎麦にした(インスタントっぽかったけど 笑)
そして、隣の席が大阪からの団体の観光客で、この静かなお店の中はにすごい賑やかな関西弁がこれでもかという感じで飛び交っっている。「なんでやー」「かんでやー」「ギャハハー」「よう言わんわー」。大阪人とこういう場所で会うと、やっぱ強烈(笑)
ここから国道20号線をひたすら走り、山梨県甲府を目指す。
まずは茅野市。
茅野市から富士見町。
富士見町というぐらいだから、富士山が見えるのかもかなり期待してたんだけど、残念ながら何も見えず。
富士見町の富士見峠から、長い坂を下っていく。
かなり気持ちいい。
長い下り坂。
もう今日は下りばかりで、上り坂はないとたかをくくっていたら、小渕沢の手前でまた峠道に。峠の途中で山梨県に入る。
グッバイ、長野。長野はやっぱり美しかった。
もう一度、今度は別のコースで長野を必ず走ろうと思う。
東京から群馬ー軽井沢と抜けてのコースかな。
実は先月の石川県に続いて、山梨県にくるのもこれが人生初!
(あと一度も行ったことのない県は、宮崎県、大分県、沖縄県)
小渕沢。周りは山だらけ。
静かで空気もいい。
さぁ、ここからは一気に下りとなる。
現在標高800mから、標高200mまで20数キロ、ずっと下りだ。
今日はもう終わったようなもん♪
車もほとんど走っていない静かな山道を下っていく。
気持ちいいーーーー!
景色も最高、ずっと下り。
山梨に入ってからぶどう園が多くなってくる。
どんどん下っていく。
ほんと楽々。こんな長い間の下り坂って、今まででも初かも。
山梨、最高!
坂を下ってくると、韮崎という町にでた。
漫画の擬音言葉でシーンって描きたいぐらい静かな町。
なんの音もなく、夢の中のような街並みだ。誰もいない。
韮崎市の次は甲斐市。
釜無川という川が流れ、とても静かでのんびりしたところ。
こういう山間の町で、川が流れるところってなんか好きだ。
鹿児島県のさつま町もこんな感じだったかな。
とても旅情を感じる。
何も聞こえない静かな夕暮れ時、カラスがかぁと鳴いた。
ずっとここにいたくなるような錯覚を起こす。
ロング距離を走ってきた夕暮れときは、いつもちょっと感傷的になる。
甲州街道に出た。
ここから本日のゴール、甲府はもう目と鼻の先だ。
今度は南アルプスが見えてきた。
甲府市内に入る。
山梨に入ってからずっと静かで、中心地の甲府に入っても静か。
山梨、ちょっといいかも知れない。
自分好みの県かも。
甲府市内の釜無川は生活感もあって、懐かしい感じ。
いいなぁ。
18時ジャスト、甲府駅に到着。
駅前の武田信玄像の周りは残念ながら工事中。。。
今日は駅前のドーミーインホテルに宿泊。
ホテルの最上階の大浴場からみた甲府の街並み。
そういえば甲府までくれば富士山見えるかと思っていたけど、見えなかったな。
ホテルに入ってから、それに気づいた。
お風呂から上がって、湯冷ましに甲府の街を歩いてみた。
多分ここは中心地だと思うんだけど、ほとんど人は歩いていない。
まぁ、今日は日曜日だしね。
お店もほとんど閉まっている。
一昨年、去年の東海道や山陽道、九州を走っていた時は、着いたところ着いたところで居酒屋に寄ってお酒を飲むのを楽しみにしていたけど、実は今年の2月から思うところあって断酒中。
夕食はコンビニで済ませた。
この日の夜、フェイスブックにあげた感想を原文のままに引用。
なかなか充実の一日!
富山ー熱海チャリ旅、2日目終了。
8時に白馬村を出発し、19時に山梨県甲府駅到着。走行距離、167キロ。前半の長野は毎年恒例の八方スキーの時に車で走る道を、ずっといつかここを自転車で走りたいと思ってて今日その念願が叶いました。雪景色しか見たことのない場所を、初夏に走れたのはいい思い出。
そして塩尻峠から諏訪湖。これも忘れがたい体験。後半の山梨県はとにかくひたすら下り、昨日今日とで登った標高1000メートルを、一気に標高200メートルまで下りました。こんな長い下り道はたぶん初めて。なんかスッとした(笑)!
実は山梨県に来たのは今日が人生初。で、印象はすごくいい!なんかしっとり県ですね。甲府の町も想像していたより、静かなところ。山間の町っていい。なん好きな空気感です。
で色んな都道府県行ってみて、いつも再確認出来るのが大阪ってほんまやかましいとこなんやなということ(笑)なんか空気がワチャワチャしてるわ、ほんま。特に十三とか(笑)
で残念だったのは、甲府に来たら富士山は見れるものと楽しみにしてたのに、富士山方面が曇ってて今日は見れなかったこと。明日のお楽しみですね。
明日は朝一からまたもや1100メートルの峠を登ります(せっかく降りてきたのに)。河口湖、山中湖と回ってゴールの熱海まで。
明日も晴れろ!
(旅5:富山ー熱海編)2日目
走行距離167km
3日間トータル301km
[ニホイチ旅全トータル 14日2530km]
ルートラボふたつに別れてしまいました。
前半・白馬から諏訪まで
後半・諏訪から甲府まで
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