ニホイチ28日目(旅8:紀伊半島一周編DAY5)志摩市阿児の松原海岸ー四日市市
紀伊半島一周旅リベンジの2日目。
昨日のコースがハードで疲れ過ぎたからか、興奮状態がなかなか抜けなかったからか、宿が自分一人の貸し切り状態でちょっと怖かったからか、昨夜は寝つきが悪く、ほとんど眠れなかった。
なんせ宿の周りは真っ暗で、宿泊客は自分一人の上に夜になると宿の人も自分の家に帰ってその建物の中は自分一人になってしまうのだ!ビビリの自分はこれが怖かった。
結局は、2、3時間ウトウトしただけで、4時半には起きて5時には出発した。
二日続けて睡眠時間は相当短いが、自転車旅中はけっこう興奮状態になるので頭も冴えているし全く眠くならない。
宿の裏はすぐ海なのだが、自転車を準備していると海の方にサーフボードをかついだ人が向かっていくのが見えた。
つられて海に向かっていると朝早くからたくさんのサーファーで賑わっていた。
後から知ったが、阿児の松原海岸というのはけっこう有名なサーフスポットらしい。
少し行ったところにコンビニがあったのでパンとおにぎりを食べて、パールロードを目指す。パールロードへ向かうまでは印象的な竹林の中を走ったのだが、写真は撮らなかった。
パールロードに入る手前に志摩スペイン村の入口がある。
志摩スペイン村の坂を登った景色。
今日も昨日に続き前半はアップダウンの多い道になりそうだ。
今日はいい天気。昨日は一切見ることができなかった太陽が広がっている。
的矢湾大橋の上。
的矢湾大橋をすぎるといよいよパールロードの看板が。
朝焼けの太陽とまだ誰も走っていない道。かなり綺麗で胸がぐっとなった。
最初はくだり。一気にスピードをあげて下っていく。
右手にゴルフ場が見える。伊勢志摩カントリークラブ。
ところどころ伊勢志摩のはっとするほど綺麗な景色が見える。
パールロードはアップダウンの繰り返しだ。
朝早いからなのか、車はほとんど走っていない。
パールロードを貸切感覚で走っていく。
伊勢らしく神々しい景色。
鎧崎をバッグに。
パールロードの頂上でもある鳥羽展望台。かなり楽しみに走ってきたのだが、なんと閉まっている!これはショック!
なんと9時半オープン。時計を見ると7時過ぎ、まだ2時間弱ある。
これは諦めて行くしかない。
ここでちょっとゆっくりするつもりだったんだけどな。
鳥羽展望台をすぎると、鳥羽方面が見えてきた。
一気に下ってくる。鳥羽方面もいい景色だ。
パールロードの起点になっている麻生の浦大橋。
麻生の浦の港。
波と鳥の男だけの静かな中に、どこで鳴っていのか女性ボーカルの歌謡ハワイアンみたいな曲がずっとかかっている。なんだかのんびりしていてとてもいい。気持ちがほっこりする。
しばし海沿いのアップダウンを走ったあと、鳥羽の観光地に突入だ。
鳥羽水族館。
自分の年代の大阪の小学校の修学旅行の定番といえば、伊勢と鳥羽だった。
この鳥羽水族館も小学校以来にきたことになる。見た目はだいぶん変わったなあ。
ミキモト真珠島。ここも小学校の修学旅行できた。
ちょっと入ってみたい気もするが、今回はパス。
修学旅行とは別に自分が子供の頃、母の会社の慰安旅行で何度かきたことがある旅館にも立ち寄ってみた。この辺りは40年近く経っているのにあまり変わっていなかった。
宿の前の港。ここもなんとなく記憶がある。
鳥羽の中心地を離れるとすぐに伊勢市に入った。遠くから伊勢神宮のある山を望む。
二見ヶ浦に到着。
ベタだけどやっぱりきてみる夫婦岩。
自転車もここまで押して入ることができる。
正面から見たところ。晴れていたら富士山も見えるというが、さすがに見えない。
小学校の修学旅行の時はこのすぐ近くの宿に泊まっていて、朝眠い目をこすりながらこの夫婦岩まで日の出を見に来させられた記憶がある。
夫婦岩を背にして、お次は伊勢神宮(内宮)へ。
内宮の手前にあるおかげ横丁に到着。大賑わいだ。
大観光地という感じ。五十鈴川の辺りに自転車を停めて、ここからは歩く。
暑いので抹茶ソフトクリーム。冷たくて美味い!
伊勢神宮到着。
本来は外宮→内宮という順で学ぶのがいいらしいけど、今回は時間の都合でこの内宮だけのお参りとなる。
五十鈴川。
こちらも人だらけ。
写真撮影はここまでとのこと。
お参りを済ませ、おかげ横丁に戻って、伊勢サイダー。
自転車を停めていた五十鈴川の辺り。
飛び込んでしまいたいぐらい今日は暑い。
さて、観光モードも終了。
ここからは国道を、松坂ー津ー鈴鹿ー四日市とひたすら行くのみ。
アップダウンもない。とにかくひたすらペダルを漕ぐのみだ。
みや川超え。
とにかく平坦であまり変わりばえしない景色が続く。
正直行って退屈ではある。
なんか昨日みたいにアップダウンが多い道を走ってるときは、いい加減にして!平地走らせて!と思うのだけど、こんな風に平地ばっかで景色も変わり映えなくなれば、退屈になって昨日のアップダウンが懐かしくなってくる。
なんか人生みたいだ(笑)
と、道が退屈になったら、それでも、その今いる景色をじっと見ること。そうすれば、そこにしかない景色が必ずある、はず。
‥‥というふうに、道が退屈だと、なんか哲学ぶってまうな(笑)
このあたりは景色をみるとではなく、なんだか色々考えながら走った。
松阪市の中心に。
3週間前のリタイアの時に、JRと近鉄の乗り換えで立ち寄り昼飯くった松阪駅に再び立ち寄ってみる。今度はちゃんと自転車で。これもある意味リベンジの一つ。
松阪駅を過ぎると県道37号から国道42号線入る。もうこれぞ日本の国道というこのニホイチ旅では見慣れた景色だ。初めて走る道なのに、よく知っている道のように感じる。
雲出川ごえ。
雲出川を越えると津市に入る。
友達からFacebookで津市は鰻が名物と聞いて、お昼ご飯は大好物の鰻丼に。
実は鳥羽あたりからお腹空いてたけど、これを楽しみにずっと走ってきた。
ずっとコンビニ飯だったので、美味すぎて震える(笑)
さあ、鰻も食ったしゴールの四日市駅まで残り40キロ。ラストスパート。
津市に入ると片側3車線の広い道になる。かなり走りやすい。
津駅。
広い三重県の県庁とあって立派な駅だ。
しばらく走ると鈴鹿市に突入。
写真では見えにくいが、肉眼ではこの方向の遠くに鈴鹿サーキットがみえた。
ちょっと廻り道して行ってみようかなと一瞬思ったが、やはり今回はパスとした。
走りやすい自転車オーケー(たぶん)のバイパスを走ると、遠くにかすかに見えてきた四日市コンビナート。ゴールが見えるのは嬉しい。
どんどんコンビナートが近づいてくる。
スタートが熊野の神秘的な景色で、ゴールが真逆のコンビーナート群というのは面白い。
ゴールあと10キロというところでコンビニラスト休憩。
鈴鹿川超え。
キタキタ!
六呂見町。確かこのあたりでこのニホイチ旅の記念すべき1日目、大阪ー名古屋の時の道と繋がった。
この道がつながる時、実は最高に嬉しい。
ジャジャーン、到着四日市コンビーナート。
そして二日前の夜に出発したJR四日市駅に44時間ぶりに帰ってきた。
昼間来ても、やっぱり寂しい感じだ、JR四日市駅。
(出発の時も書いたが、近鉄四日市駅は発展しているらしい)
出発の時は気づかなかったけど、JR四日市駅前にある商店街。
これはなかなか・・・(笑)
よくみると「明るい商店街」と書いてある。
ここまで名前と実物が乖離しているのもなかなか珍しい。
300キロを経て、ゴール!
結構、達成感あり。
終わってみれば、今回も最高の旅でした。
四日市到着して、駅前に停めてあった車にて帰りました。
駐車料金も二日停めて1500円ほど、とってもお得でした。
最後に四日市に到着後、すぐにfacebookに投稿した文章の引用です。
今回は無事、目的地の四日市にゴール出来ました。
本日の走行距離130キロ。2日で300キロちょいの旅でした。今回はずっと三重県!神秘的で美しい熊野から、それと真逆の工場コンビナート群の四日市まで。途中、美しい海岸線と志摩の島々があり、伊勢神宮もある。さらには鈴鹿サーキットまである。三重県のすごさ体感しました。懐ひろすぎです三重。
今まで、三重って関西か東海かどっちやねんとさんざんつっこんできてごめんなさい。三重は三重で独立できる程のすごい県でした。もう三重県LOVEです。唯一の心残りは三週間前リタイアしてしまい、紀伊半島一周を一気に出来なかったこと。これ4日間で連続でやってたらすごい達成感だったろうなと思います。まぁ、それでも今回は達成感ありますが。
紀伊半島一周650キロ。大阪ー東京の東海道とほぼ同じ距離。大阪、和歌山、三重の三県だけだけど、東海道旅と負けず劣らず楽しかったー。天候にも恵まれましたし。自転車ニホイチ旅はまだ続けようと思います。次は近々、出雲ー下関行って、本州西日本一周をまずは完成させようと思っています。
リアルタイムで読んでくれてた方、ありがとうございました。
また、ハイテンションの書き込みしまくってすみませんでした。
明日からまた仕事がんばろ。
(旅8:紀伊半島1周編DAY5)
走行距離129.5km
5日間トータル699.0km
[ニホイチ旅全トータル 26日目4482.6km]
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