きまぐれニホイチ!

休日を利用して気長に細切れ自転車日本1周旅やってます。

【コラム】自転車で日本縦断する途中、福島で20年前の自分に再会した話

このコラムは別のメディアで日本一周自転車旅のことを書いたものの転載となります。
東北旅の福島の県境で会った彼がとても印象的だったので、彼のことを書きました。
5000字の記事だったので、かなり長い文章となっています。

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43歳のとき、急に自転車で日本を縦断したくなった。

こういうのって、普通は若い時にするのだろう。大学の夏休みなんかに、自転車にテントを積んで何日もかけて旅をする。日本縦断といわずとも、大阪東京間とか、四国一周とか。若い頃に自転車で長距離の旅をしたという人は結構いるものだ。

でもぼくは全くそういうタイプの学生ではなかった。大学時代はバブルが弾けたすぐ後のいわゆるロストジェネレーションと言われる時代にあたる。時代のせいにするわけではないが、そんな頃に大学時代を過ごしたぼくは、見事なまでに目的がないお気楽大学生の一人だった。
学校に行ってもろくすっぽ授業も受けず、学食の隅でサークル仲間と延々とタバコを吸いながら無駄話をする毎日。運動なんてまったく無縁で、その4年間は自分の足で100mも走ったことがないんじゃないだろうか。今から考えても、これまでの人生の中で一番不健康で自堕落な日々を過ごしていたように思う。


その頃、まだ若かりし頃のウッチャンナンチャンの深夜番組で、自転車(しかもママチャリで!)でナンチャンが日本を縦断をするという企画があった。最初はおばちゃんの女装をしたナンチャンが、ママチャリでどこまで行けるか? みたいなネタ企画だったと思う。それが回を追うごとにスポーツジャージで頭にタオルを巻いた格好に代わり、わりかしストイックな本気企画に変わって行った。
東京から名古屋、大阪と駆け抜け、最後は確か福岡までママチャリで走りきったと記憶している。ゴールの時はなかなか感動的ですらあった。

その頃、努力や根性などのストイックさとは無縁の学生であったぼくだが、なぜだかこのひたすら自転車を漕ぐナンチャンの姿に強く心を惹かれ、毎週何があってもこの番組だけは見逃すまいとしていたのを憶えている。
当時、リア充なんて言葉はなかったけど、その自転車で日本を縦断していくナンチャンの姿は本当に充実していて、楽しそうで、カッコよかった。そして、とても羨ましかった。

 

それから20数年の時間が経った。
不健康な自堕落学生であったぼくも、結婚して子供も出来、毎日朝から晩まで働く大人になった。
30代になってからは自分で商売をはじめ、小さいながらも会社を経営するようになった。ほぼゼロから始めた商売なので、30代は仕事漬け。休みも朝も夜もなく仕事中心の日々が続いた。大学生のお気楽時代とはまるで違い、毎日は猛スピードで過ぎていく。
またあんなに嫌いだった運動も、会社で大赤字を出した30代半ばの時に、自分を変えたい一新でランニングをはじめ、毎年フルマラソンを走るまでになった。

そんなある日、網膜剥離という目の病気にかかった。網膜剥離ってボクサーとか殴られたりする人の病気だと思っていたので驚いたが、先生曰く遺伝や強い精神ストレスからも発症することがあるらしい。
とにかく治すには手術しかなく、手術後は2週間程度の入院が必要とのこと。
毎日仕事がびっしりの生活の中で、2週間の休みを取るのはかなり難しかったのだが、先生に放って置くと失明しますよと脅され、ゴールデンウィークを利用して手術と入院をすることになった。43歳になっていた。

術後、目の病気なので基本、本も読めないし、テレビもほとんど見れない日が続いた。季節はゴールデンウィーク、窓の外は新緑の頃で太陽がさんさんと降り注いで気持ちよさそうだ。何もせずに病室の白いベッドの上で寝ていると、気分がどんどん滅入ってくる。
そんなときなぜか急に、20年前のナンチャンの日本縦断自転車の旅を思い出した。
あれ、楽しそうだったよな。あのときはこんなこと自分には絶対に出来ないと思ってたけど、今だったらもしかして出来るんじゃないだろうか。ふと、そう思った。
妻にその思いつきを言ってみると、「お父さん、それ昔から言ってたよ。結婚する前ぐらいかな。いつか機会があれば自転車で日本を縦断したいって」と笑いながら言った。そうか、そんなことすっかり忘れてしまっていた。
「機会があれば」と思っているようなことは、ほとんどが実現できないことだということを43歳にもなると知っている。日常に戻ると「やらなければならないこと」が毎日波のように訪れて、その機会なんて一生やってこない。忙しい日々の中でははこちらから「やろう」と決めたことしか、実現しないものだ。だからその日の夜、病院のベッドの上で自転車で日本縦断をすることを決めた。これからは「やりたいことをやろう」。

退院するとすぐに具体的に旅の計画を立てた。
さすがに学生の夏休みのように一気に長い休みをまとめて取ることは出来ない。年に何度かある連休を利用して、細切れに日本を縦断する計画をたてた。
暑いのと寒いのは苦手なので、気候のいい秋と春に走り、丸2年かけて鹿児島から青森まで縦断するというのはどうだろう。これならなんとか仕事を持つ43歳の自分でも出来そうだ。
さらに学生のようにテントを担いで野宿というのも、ちょっときつい。ここは各所でビジネスホテルに泊まりながら、楽に行くことにした。昔と違って今は旅アプリなども充実しているし、スマホひとつあれば今いる周辺の空き宿が簡単に探せる時代だ。
肝心の自転車もナンチャンのようにママチャリでというのはさすがに無理だ。最近は自転車ブームで、ロードバイクもかなりいいものが素人でも手に入るようになった。それを長距離仕様に改造すると、1日100キロ以上の距離でも楽に走ることが出来る。
正直若い頃より体力や時間はないかも知れないけど、お金と少しばかりの知恵は、その頃よりはある。それでなんとかうまくカバーして、旅をしようというわけだ。
自転車を手に入れると、毎週末100キロ以上走る練習をした。

 

青森から鹿児島までは4つの国道で繋がっている。
ぼくの住んでいる大阪から東京までが1号線。大阪から下関までが2号線。下関から鹿児島まで3号線。そして東京から青森までが4号線。この国道の1から4までを順番に、4回に分けて走る計画をたてた。

まずは国道1号線。
退院から五ヶ月後の秋晴れの日、自宅近くの大阪梅田から1号線起点の東京日本橋まで、650キロを走りきった。かかった日数は4日。
このはじめての自転車旅は、今思い出しても最高だった。もし死んだ後、人生のなかで最も思い出深い日を選べと言われたら、必ず上位にランクインされる4日間になるだろう。新幹線で何度も往復したことのある、たった2時間半で移動できる大阪東京間。その道を数日かけて自転車で走っていくというこの単純な行為が、こんなに楽しいことなんて。それは旅をする前に想像していたものの何倍も素晴らしかった。

半年後の春には2号線にチャレンジした。大阪から広島までの400キロを2日間で走った。
さらにその半年後の秋には3号線を制覇した。4日間かけて広島から鹿児島の桜島までの630キロを走った。
どの旅も最高の旅だった。今や日本はどこの地方も均一化されているように思えるが、実際自転車で走ってみると県ごとにそれぞれの特色はしっかり残っていることがわかる。県をまたぐと空気感がまるで変わるし、人も違う。それを体と心の全体で感じることができる。自転車の旅ってとても贅沢な旅なんだと毎回のように実感した。

そして2017年秋、日本縦断計画の最終旅。日本で最も長い国道である4号線にチャレンジすることになった。東京から青森まで。約800キロある。そこを4日間で行くので、一日平均200キロ走らないといけない。今までの旅の中でも最も厳しい行程となる。

東北地方の10月はすでに寒いと聞き、9月の初旬に決行することにした。9月5日のまだ真っ暗の朝4時半に4号線起点の東京日本橋からスタートする。
今までの旅の経験で、初日に距離を稼いでおくと後が楽だということはわかっていたので、初日は北関東を抜けて、なんとか東北の玄関口福島に入ってしまおうと計画した。距離は240キロの予定で、1日に走る距離としても今までの最長になる。とにかくその初日はひたすら自転車を漕ぎ続けた。北関東の9月はまだまだ暑く、かなりハードな一日になった。

その日、栃木県と福島県の県境にたどり着いたときは、もうすでに200キロ以上走ってきて体は疲れ切っていた。ちょうどマジックアワーとよばれる夕暮れ時で、山の稜線がオレンジ色に輝いていて、とてもきれいだった。
県境では必ず県名を示す標識の前で写真を撮ることにしているので、ここで自転車を停めた。そこには同じく福島県の標識と自撮りしている先客がいた。傍らには自転車があるが、ロードバイクではなく、クロスバイクと呼ばれる少し手軽なものだ。格好もサイクリングスーツではなく、Tシャツに普通の短パンというラフな格好。こちらが写真を撮ろうと標識に近づいていくと、先客はすぐにこちらに気づいて、
「こんにちは! どちらまで行くんですか?」
と、とても明るい声で話しかけてきた。
県境は山間部で灯りもほとんどなく、もうかなり暗くなっているので顔はほとんどみえないが、ずいぶんと若い青年だということは声でわかる。

「青森を目指しています、今朝東京を出で4日かけて行く予定です」

ぼくがそう答えると、

「今日一日でここまで来たんですか! それはすごいなぁ。ぼくは横浜からなんですが、ここまでくるのにすでに4日かかっていますよ」
青年が笑ってこたえる。人懐っこい感じで、とても感じの良い青年である。

「実は、この自転車買ったのって5日前なんですよ」

傍らのクロスバイクを指差しながら、ニコニコした声で彼は続ける。
「本当はロードバイク欲しかったんですけど、お金が足りなくて。いいっすね、ロードバイク、速いんでしょう? 今、ぼくは大学4年生でこれが最後の夏休みなんです。来年就職で、こんな時間が一杯あるときって今後もうないじゃないっすか。大学時代これといって何もやってないし、最後になんかやっときたくなったんすよね。で、突然ひらめいたんです、5日前に、自転車で北海道の稚内まで行ってみようって。で買った次の日に横浜出て、20日ぐらいで稚内に着けばいいかなって思ってるんすよ」

興奮気味に一気に聞いてもないことまで話してくれる。
「泊まる所っすか。もう何も計画も立ててきてないし、金もあんまりなので、基本、漫画喫茶っすね。まだ暑いので野宿もありとは思ってます。あと、大学の友達の実家にも勝手に押しかけてやろうって思ったりもしてます。そんな感じすっすね」

暗くてほどんど顔は見えないが、声だけで彼がその無茶な旅をとても楽しんでいて、充実していることがわかった。
「すでにもうケツも脚もめちゃくちゃ痛いんすが、絶対に稚内まで行ってやりますよ。時間だけはありますから」
5分ほどの短い邂逅の最後に彼は満面の笑顔でそう言った。そしてお互いの健闘を讃えあって、我々はそこで別れた。

再びひとりで走りながら、彼の言っていたことを反芻すると笑いがこみ上げてきた。5日前に自転車買って、北海道までって。しかも行き当たりばったりの漫画喫茶泊まりって。これから東北入っていくのに漫画喫茶って、そうそうあるのかよ。そう思うと彼の無茶さがなんだか可笑しくなって、胸の中が温かくなってくる。
それとまた同時に、少しだけ彼に嫉妬している自分にも気づいた。
何に嫉妬しているのだろうか。稚内まで行けること? 20日間も時間があること? もちろんそれもあるだろう。でも、一番嫉妬したのは彼のその「無茶さ」にかも知れない。細かく計画を立て、4日間という制限のなかで猛スピードで走っている自分に比べて、行き当たりばったりを楽しんでいる彼はとても自由に思えた。自分にはもうあんな無茶で自由な旅は出来ない。


そして、彼と同じ年頃にいた20年前の自分を思い出した。
俺の大学時代も思えばお気楽だったよな。腐るほど時間はあったのに、金がなくて毎日のらりくらりしてた。でも、あの頃の俺は俺で、めちゃくちゃ自由だった。さっきの彼のようにハチャメチャな所はあった。そう言えば財布の中に500円しかないのに、友達の実家を訪ねて大阪から名古屋まで行ったことあったよな。そんな学生時代のバカ話をふと思い出したりする。
「何もやってなかったし、最後の夏休みになんかやりたくなったんすよね」
青年が言ったその気持ちはとてもよくわかる。結局やらなかったけど、あの頃の自分がナンチャンの自転車旅に心惹かれたのは、何もやっていない自分になんか焦ってたんだろう。今ならそう思う。
でも、20年後にそれを思い出して実行している45歳の今の自分もまだまだ悪くない。制限はたくさん出来たけど、まだまだ今の自分も充分自由だ。まだまだ何だって出来る。
20年前の自分のような青年に会ったことで、再びすっかり元気を取り戻していた。200キロ走ってきたことを忘れたかのように、漕ぐペダルも軽い。その気持のままさらにスピードを上げて県境の山を下っていく。今回も制限期限内に、その旅を徹底的に楽しんで、目的地までたどり着きたいと改めて強く思った。                                                                

それから、3日後に4号線780キロを走りきり、青森駅にたどり着いた。あの彼は稚内まで行けたのだろうか。
ぼくの旅は日本縦断では飽き足らず、目標を日本一周に変えて今は日本海沿いにチャレンジ中である。

【コラム】タモリの「夢は見るな」という人生論

このコラムは別のメディアに掲載されたコラムの転載となります。
直接、ニホイチ旅とは関係ないですが、旅の理由を少しかいているので掲載しました。

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子供の頃、大好きだったアニメで「悟空の大冒険」というのがある。
原作は手塚治虫の「ぼくの孫悟空」。名前の通り、西遊記をベースに書かれた漫画だ。

ウィキペディアで調べてみたら1968年放送のアニメとあり、まだぼくが生まれる前のアニメなので、夕方の再放送を見ていたのだろう。

多分、小学校低学年ぐらいに見ていたと思う。その最終回がいまだ忘れられない。

西遊記というのは、誰もがご存知のとおり三蔵法師一行が天竺を目指して旅をする話だ。最終回の日は、ついに今日は天竺に到着するのだとぼくはテレビの前でワクワクしてその時を待っていた。
その日も一行は最後の敵を懲らしめて、天竺と思っていた場所に向かう。ところが、辿り着いた場所には何もない。瓦礫のようなものが転がっているただの岩場だ。

そこには老人が一人ぽつんと立っている。その老人に「ここがゴールだ」と言われて、悟空が怒り狂うのだが、その途端その老人が大きなお釈迦様に変身して、悟空たちにこういうのだ。

「天竺はない。お前たちが旅してきた道こそが天竺だ。だから、今度はいま来た道をもう一度、引き返しなさい」

そう言われた一行は、また道を逆に歩きはじめるところで唐突に物語は終わった。
まだ6歳か7歳の幼いころのぼくには、この終わり方はめちゃくちゃ強烈だった。もう、うっそーんという感じである。そんなのあり?と、その場でひっくり返るぐらいに驚いた。
そして、その衝撃の最終回は、そのままぼくの人生訓みたいなものになったといっても大げさじゃない。


30歳になったばかりの頃、親の会社を引き継いで、それまでやっていた事業を内容も顧客も一新させて第2創業をした。継いだのは会社の名前と場所だけなので、ほぼ創業に近いようなことをしたのだ。
この新しい事業が最初まずまず成功した。それで図に乗ったぼくは、一気に会社を大きくしようと考えた。とにかく最短ルートを猛スピードで一気に走って、誰よりも成功してやろうと考えたわけだ。
その頃、先輩の経営者には「一気にやるのはよくない。ゆっくり成長するほうがいい」というようなアドバイスをたくさんもらった気がするのだが、熱くなっていたぼくはどこ吹く風という感じで聞き流していたように思う。

今から振り返ってみるとかなり浅い考えで経営をしていたし、無知な部分も多分にあった。そうとう無茶なこともした。結果、最初うまく行っていた事業もすぐに傾き、失敗を繰り返し、多くの人に迷惑をかけた。借金もかなり作ったし、ストレスと酒で体重は増え、身体も壊した。体調不良で病院に行ったら、精神科を紹介されることもあった。
30代の中盤は、人生の中でもかなりの暗黒期で、毎日黒い海の上をただよっているような気がしていた。

ある日、テレビを見ているとタモリがこんなことを言っていた。

「夢があるようじゃ、人間終わりだね」

お酒を呑みながらトークする番組で、少し酔っ払っているように見えるタモリはこう続けた。

「誤解してもらったら困るけど、夢のために生きろっていうけど、それじゃ夢が達成されるまでの期間はどうなるのよ。意味のないつまんない期間になるよね。今日を明日のために生きている。それは悲劇的な人生だよね。今日を今日のために生きる生き方をしないと。それがジャズな生き方だよね。ジャズな生き方っていうのは、今を生きることなんだよね」

タモリは好きなジャズという言葉と絡めて、自身の夢を見るなという人生観を訴えていた。そんなに熱く人生を語るタモリというのは珍しく、かなり興味深い内容だった。

「夢を持って生きよう」という通常の人生論と真逆のこの発言は、その後タモリの暴言としてネット上のいろんなSNSなどで議論されたのを憶えている。
「夢を見て何が悪い?」
「夢を持つな、なんてタモリのような成功者だから言えることだ」

「向上心のない人間はダメだ」

そんな意見が多かったように思う。

ぼくはその時、30年前に見た「悟空の大冒険」の最終回のお釈迦様の言葉を思い出した。お釈迦様の言ったことと、タモリの言ったことは基本的には同じだと思ったのだ。


夢を持つな、目的地を持つな、というのは確かに暴論かも知れない。ぼくも向上心を持つことは人間の自然な習性だと思う。

でも一方で、タモリが言うように、今日が明日のために潰されてしまうだけの人生というのは悲劇だとも思う。
確かに受験や資格試験に通るために、一定期間、今日が明日のために潰される時期はあるだろう。そういう時期があるのは否めない。
しかし、人生そのもの自体は、明日のためでなく、今日のためにあるべきだと思う。
アニメのお釈迦様の言ったように、目的地に天竺はなく、今歩いている道こそが天竺なのであれば、なおさら今日を生きるべきだ。

 

もし、今日が明日のために潰されているように感じたら、一度その夢を疑ってみるのがいいと思う。それは、本当に自分のやりたい夢なのだろうか?
ぼくの場合30代の自分に、ただ漠然に成功したい、人にすごいと思われたい、人を出し抜きたいというような虚勢や競争心がなかったとは言い切れない。

自分のやりたいことは本当にこれなのだろうか、本当にそのような虚栄だらけの成功が欲しいのだろうか。毎日それを自問自答することでしか、そこから抜け出す方法はなかった。それに気づいてから、いらないものをひとつずつ手放し、小さいちっぽけだと言われても、本当に自分がやりたいことだけに集中した。すると、ずいぶんと楽に生きられるようになった。

成功者には、血反吐を吐きながら努力して頑張って成功したというタイプと、好きなことに毎日ただ夢中になっていたら、自ずと成功していたというふたつのタイプがいるように思う。前者が成功しても厳しい顔でどことなく寂しそうに見えるのに対して、後者は柔らかな顔で楽しそうに見えるケースが多い。
好きなことがひとつずつ出来るようになるのは喜びだし、充実の人生になるはずだ。
本当にやりたいことに気づいたら、その道程を行く今日は、明日のためだけじゃなく、きっと今日のためにもなると思う。
タモリの「笑っていいとも」だって、長く続けようと思ったのでなく、毎日今日を楽しんでいたからこそ32年も続く長寿番組になったのだろう。
それに先に述べた受験や資格試験に通るための期間のようなものも、それが本当に自分のやりたい受験や資格であるならば、きっとその期間も楽しいはずだ。


「天竺はなく、今いるところが天竺」
ゴールを夢見て旅立つことは素晴らしいことだ、でもそれよりももっと大事なことは旅自体を楽しむことだろう。そのためには、人の目を気にするより、どんな小さなことでもいいから、自分が本当にやりたいことをやるのが一番手っ取り早い。

6歳の頃に見たアニメの言葉は、いまだぼくの大切な人生訓のひとつである。

 

【コラム】やり残したことに気づいたら

このコラムは別のメディアで自転車旅のことを書いたものの転載です。
ですので、通常のブログより少しかしこまって、自転車旅に行く理由を書いています。
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一昨年から今年にかけて3年ごしで、鹿児島から青森まで自転車で旅をした。

総走行距離は2,414km、かかった日数は14日間。

若い頃の思い出話とかではなくて、今45歳の立派な中年となった私の、現在進行形の話。

若い頃は遊べ、男の世界ではよく聞く言葉だ。男同士でこの言葉が交わされる場合、この「遊べ」は、主に女性との遊びを指すことが多いと思う。若い頃に女性にのめり込んだりする時期がなく、女性経験が少ないままで大人になってから女性を知ったりすると、大金をつぎ込んでしまったり、はては家庭を壊してしまうようなはまり方をするので気をつけろ、みたいな意味なのだと思う。この論調は、男性としてわからないでもない。
ごくたまに、若い頃に経験したほうがいいような恋愛体験を、家庭を持ちそれなりの年齢になってから憶えてしまったせいで、そこから抜けたくても抜けられなくなっている人を見ることがある。私はテレビのレポーターや識者ではないので、彼らを責めるようなことをしたくないが、色んな意味で可哀想だと思うし、もっと若い頃に経験をしていれば、そのどうしようもない状態から抜け出すのももう少し早かったのだろうな、と思ったりもする。

よく死ぬ直前に、あれをしておけば良かった、これをしておけば良かったなんて後悔することがあると聞く。その手のタイトルの本やブログ記事もよく見かける。「老いて後悔する50のこと」みたいな類のやつだ。その手のものをみると、ゾッとして妙に焦った気持ちになって「そうだ、後悔しないよう、やりたかっとことをやろう」などと、その場では決意したりするのだが、それをキープするのはなぜだかむつかしい。日常の雑務や日々の忙しさにかまけて、その決意は悲しいかないつの間にか忘れてしまうというのが常だろう。
やり残したことに気づいても、「いつかやろう」という曖昧なタグを貼られて棚上げされ、その「いつか」はなかなか訪れない。30代の頃は、基本そういう感じで過ごしていた。

 

でも、今から2年前の43歳の時、「やり残し」に対する考え方がすこし変わった。

 

その頃、網膜剥離という目の病気で2週間ほど入院をした。40数年生きて来て実は初めての手術と入院。ある程度の歳まで入院や手術を経験したことがない人間というのは大体そうだが、病気や怪我は自分とは全く関係ないものと思って生きている。なので、手術と2週間の入院を言い渡された時はそうとう落ち込んだ。打たれ弱いのだ。

手術後、目の病気なので、本を読んだりテレビをみるのも億劫で、日がな一日、眼帯姿で病院のベッドでぼーっと寝ているだけの日々が続いた。

そうすると、まぁ出てくるわ、出てくるわ、やり残した数々のこと。
「人生はまだまだ長いと思っていたし、自分はまだまだ若いと思っていたけど、どうやらそれは自分勝手な思い込みのようだ。どうもここから残りの人生は早そうだし、体も若い頃のようにはいかない。退院したら、やりたいことを先延ばしせずさっさとやるべきではないだろうか。そういえば、あれもやりたい、これもやりたい、逆にこれはやめたい……」
この2週間の入院ではそんなことばかり考えていた。
30代ではやりたいことが出来ても、「まだまだ先はある。いつかやろう」と先延ばしにしていたのが、この入院で「先はわからん、すぐやろう」に変わったわけだ。

2年経った今思うに、43歳というちょうど人生の中間地点のような場所で、そのことに気づくことが出来たのは幸運だったと思う。病気も意味あるのだ。

その時思ったいくつかのやりたいことのひとつに「大阪から東京まで自転車で行く」というものがあった。
これ多分、普通は若い頃にやることなんだと思う。高校生や、大学生などが夏休みを利用してやったりすることで、あまり45歳の中年のおっさんが喜んでやるようなことではないような気もする。でも、その思いつきは強烈に自分を捉えた。
実はこれ、かなり昔からずっとやりたいと思っていたことなのだ。10代の頃からぼんやり思っていたように思う。テレビで芸能人が自転車で日本を旅したりする番組をみたりすると、いつも決まって「いいな、いつか時間が出来ればこういうことやってみたいな」などと思ったりしていた。自分にとっては大きな大きな「やり残し」だったのだ。

 

入院中のベッドの上でこのことを思い出したときは、ちょっと興奮した。それから大阪から東京まで自転車で行くという思いに取り憑かれたような感じになった。それはなんだか嬉しい気分だった。まるで若さを取り戻した大学生のような気分だ。白い無機質な病室のベッドの上で、東海道新幹線と平行に自転車で走る自分を想像すると、なんとも自由な感じがして、最高にワクワクした。妻に話すと、妻も大賛成してくれた。

退院から5ヶ月経った10月の秋晴れの日、4日間かけて大阪から東京を自転車で駆け抜けた。4日間の間、様々なトラブルがあったが、最高の4日間となった。
名古屋でスマートフォンを壊してしまい人に助けられたこと。御前崎でのゲリラ豪雨。400キロ走って見た富士山の美しさ。泊まるホテルにたどり着けず真っ暗な道を走り続け静岡県の広さに辟易としたこと。朝焼けの中登った箱根峠。ゴール地点の東京タワー。それはたぶん一生忘れることがない濃厚な4日間となった。
そして、やりたいことはすぐに思い切ってやるべきと、自分を肯定できるそんな4日間でもあった。ゴールしたとき、家族や友達が祝福してくれたことも忘れられない。

さらにその旅の楽しさが忘れられず冒頭に書いたように自転車旅は続き、その翌年には逆方向の大阪-鹿児島間を7日間かけて走り、さらに翌年の今年は東京-青森間を4日間で駆け抜けた。結局、3年がかりで2,414km。鹿児島から青森まで自転車で走ったことになる。
もはや、やり残したことをやる、の域を超えて、やりすぎの感じすらある。初めて大阪-東京間を走ったときには祝福してくれた妻も最近は、「また行くの?」なんてちょっと呆れている始末だ。

でも、「やり残したこと」に気づいたら、それととことん向きあってみることだと思っている。
「やり残したこと」「やりたいこと」と向き合うことは、自分と向き合うことそのものだと思うからだ。だって、本当に「やりたいこと」や「やり残したこと」って、個人的な、自分のため、自分を喜ばすためのことが、ほとんどだと思うのだ。


逆に今まで「やってきたこと」、「やらざるをえないこと」って自分ではなく、人のためにやっているようなことが多いと思う。
人はひとりで生きていけない。よくわかるし至極まっとうな意見。なので、「やらざるをえないこと」が優先されてしまうというのはよく分かる。その通りだろう。でも、いつも人のために自分を圧し殺して、自分を喜ばす「やり残し」を無視続けていると、いつか壁にぶつかってしまうし、結局その我慢は自分に帰ってくる。

自転車で鹿児島から青森まで行くという行為は、基本的に人のためには何にもならないことだ。だけど自分を喜ばせるということは大いに出来た。そして、自己肯定力を強くすることも出来たと思う。

最初に例に上げた、「若い頃の恋愛不足のため」に起こるような道ならぬ恋にはまってしまうようなことは、いくら「やり残した」ことであったとしても、あまりおすすめすることは出来ない。それは自己肯定力を逆に弱めることが多いと思うからだ。周りを傷つけることももちろんだが、何よりも自分自身を傷つける。

逆に自分を喜ばせるような、自己肯定力をつけるような「やり残し」ならすぐにでもやることをおすすめする。そして自分を喜ばせることをやることは、いつか、周りの人をも照らすことになると、強く信じている。
<おわり>

(旅6:東京ー青森編)DAY3 宮城県大崎市ー岩手県二戸

今朝も4時半に勝手に目覚めた。しゃあーないので出ます(笑)
東京ー青森旅3日目、5時30分、宮城県大崎市古川ってところからスタートです。
残りはざっと370キロってところでしょうか、あと半分!

昨日の夜は鼻水と軽い頭痛で、疲れが少し出た感もありましたが、暖かくして寝たら、だいぶマシになりました(ここは東北、夜はやはりかなり冷えます。)

今日は、全国の県の中でも実はもっとも大きい岩手県(一番大きい県は長野でも静岡でも、ましてや兵庫でもないんですよー)をひたすら走る岩手尽くしの一日になるでしょう。初日に続いての200キロ越えになりそうです。

個人的には、30代のときよく通った岩手県にはかなり思い出があるので、ちょっと懐かしく、楽しみでもあります。

まずは一関目覚してスタート!

 

↓泊まったホテルバリューザホテル三本木
宿泊客が多くにぎやかなホテルだった。

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まだ誰もいない朝の道。
とにかく、まっすぐ、まっすぐ!

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古川。かなり寒い朝です。

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暑くなる前に、いかに距離を稼ぐかがカギ。

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今日もずっと東北新幹線と並走!

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気温17度。ちょっと上がってきた。

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栗原市に入る。
日曜日の朝だからか、交通量も少なく走りやすい。

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東北の町と町をつなぐ静かな朝の山道。清々しい。

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朝飯 in ローソン。東北地方はコンビニの中でも一番好きなローソンが多いので嬉しい。

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栗駒の田園風景。しばらくずっーと田圃が続いてます。

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栗原から一関は、緩やかな峠越えがいくつかある。
この旅、ほぼ平地をずっと来たので、まぁまあ堪える。

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北関東、東北4号線あるある。
トンカツ屋とエロDVD屋が異常に多い(笑)トンカツ屋はラーメン屋ぐらいの頻度であるし、しかもエロDVD屋はめっちゃ派手。女優さんの
でっかい看板がドーンとある!関西や今まで走ったとこではほぼ見たことないぐらいの。

あとマクドナルドもすごい多い、栃木なんて1キロ置きぐらいにあった気がする

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 来た、県境、岩手県!ここから、長いお付き合いです。

グッバイ、宮城県
仙台は大都会。コボスタは広島のズームズームに負けず劣らずのいい球場でした。またゆっくり来ます。次は海沿い走る!

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一関大橋。

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平泉。岩手県らしくどんどん雄大になって来た。

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ここ岩手県奥州市は野球界のスーパースター大谷翔平の生まれ故郷。
普通にすっごい田舎です。ここからあんな化けもんが出たんだな。

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折角なので、話のネタに寄ってみた。大谷翔平の母校水沢南中学校(笑)
ついちょっと前まで坊主頭で、田圃の畦道を通り(これは勝手な想像)、ここに通ってた少年が、たった数年で今の大谷翔平になるなんて、なんだか胸アツ(笑)

人の可能性ってすごい。

あかん、あかん、昨日から旅のテーマが野球のゆかりの地巡りに変わっとる!
盛岡目指します。

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奥州市、メインストリート。だいぶ栄えてきた。

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いさわ川。再巡橋。
曇ってたけど、ここで少し晴れ間が帰ってきた

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北上市。すっごい晴れてきた!
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和賀川

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ちょうど今日の100キロ地点、北上市街地。このあたりはかなり街です。
今日はもうあと半分!

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ついに道路標識に青森の文字が!
あと241キロ!

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花巻市に。北上川

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4号線、東京から500キロ地点!銀河大橋。
実際は色々寄り道、回り道してるので、もうちょっと走ってるけど。
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注入!
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紫波町。花巻から盛岡が遠い。お腹空いたなぁ。
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それでも、開放感のある風景。

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道はこんな感じ
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盛岡到着!
10年ぐらい前、毎月のように通っていた時期がある盛岡。8年ぶりぐらいに来てなんか感無量。
ちょっとまじで泣きそうになった。
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明治橋

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開運橋。このすぐ近くが常宿でした。懐かしい。
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このあたりも良くきた。どこに行っても懐かしい。
今日は盛岡泊まりにやっぱりすれば良かった。夜もここでゆっくりしたかった。 
でも二戸に宿取ってしまった。
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只今17時、盛岡で遅い昼食を食べ今からやっと出発。今夜の宿はまだまだ70キロも先の二戸。しかも夜の峠越え。
ちょっとゆっくりしすぎたかな。
果たして今日中につくのか(笑)?
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谷地山?焼山?名前はわからないけど、グッバイ盛岡!

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すごい。きれいだー。これは岩手山だな。素晴らしい。

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滝沢市。夕焼けの岩手山。ほんっと、美しい!

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 姫神山。こちらもきれいだ。
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もういっちょ、これが見納めかな。岩手山

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小休止。岩手町。道の駅、石神の丘。
盛岡から二戸は峠道、山道で心細いかと思ってたら、今いる辺りはなかなかの町。新幹線の駅(いわて沼宮内駅)があるぐらい。
というか、この道、むかし車で走った気がする。盛岡から久慈に行くときに。
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自動販売機にあったかいがもうある。9月の頭の大阪には、さすがにまだない。

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3日目の今日もナイトランになった。あと40キロ。さすがに疲れが出てきた。
どうせ暗いんだしもうゆっくりと行こう。
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一戸町到着。
ここに来るまで完全な真っ暗な峠道。街灯も減り
自分のライトを切れば、完全な漆黒の暗闇。また20時なのに。もう歌でも歌わないと怖くてやってられない。時折、車が来てくれるとホッとする。


しかもすでに200キロ以上走って来たあとに、結構な登り坂。しかも長い。夜の峠は初体験でそうとうキツイ。しかも気温はついに10度。汗に濡れた体が相当冷える。寒い。東北地方ナメたらあかん!

という、ここまで三重苦でした。
正直、なんで俺こんなしんどいことしてるんだっけ?ってマジで考えちゃうほどキツイ。
だから一戸町に着いてコンビニが見えた時はめちゃくちゃ嬉しかった。←いまココです。

まだ二戸まであと30キロ。せめて下りになって、二重苦になってくれ!

ただ空はプラネタリウムかというほどの満点の星空。星が降ってきそう。

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国道4号最高標高地点!ということは、こっからずっと下り!だよね?

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真っ暗闇の峠を一戸から一気に20キロ下ってきました!爽快!
あと10キロ。
今夜も月かデカくてきれい!

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二戸駅到着!
あえて言おう!「じぇじぇじぇ!」

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日目終了!
朝5時半に宮城県大崎市を出て、22時に岩手県二戸市に到着。走行距離232キロ。今日も良く走った!


今日は正直キツかったー。ヘロヘロ。3日目の最後に真っ暗な峠越えは無茶やった。前、夜に峠を越えるのは昼越えるよりも楽しいって書いてあるブログを読んだことあって、ちょっと興味あったんだけど、ダマされた(笑)!一部の変態ライダーの言うこと真に受けたらあきません。全然楽しくない。こわすぎ!

まぁ、星空が最高に綺麗だったのは感動したし、真っ暗闇を自分のライトだけで下るのは、スリリングで新しい体験ではあったけど、もう夜の峠越えは2度としません!

そして今日は盛岡がなんだかんだ言って、すごい印象に残った。すごい昔よく来たところだから、懐かしさと、色々な複雑な思いがわいて、着いたとき本当に泣きそうになった。でも来てよかった。もう多分、来ることはあまりないと思うし、最後に最高に美しい岩手山をみてスッキリ!

さて、この旅も残りもう少しです。ゴールはもうちょい。

明日が楽しみでしょうがない。

おやすみなさい。

(旅6:東京ー青森編)DAY2 福島県郡山ー宮城県大崎市三本木

福島県郡山の朝。6時20分。
東京ー青森旅2日目スタート。

昨夜は23時に寝て、疲れてるはずなのに4時半にはもう目が覚めてしまった。そこからはどうやっても眠れないので、予定より少し早めに出ます。

郡山で泊まったホテルはとてもいいホテルでした。出来たばかりで綺麗だし、自転車も盗られたら大変と鍵付きのスタッフ専用自転車置場で預かってくれた。ありがたい。

↓泊まったホテルはダイワロイネットホテル郡山駅前店

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今日は仙台まで行って、楽天KoboスタジアムでバファローズVSイーグルスの野球の試合を少し観る予定です!チケットはすでに大阪で購入済です(笑)
すっごい楽しみ。

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郡山駅前の朝。
昨日着いたときはまっくらだったけど、こんな感じ。
今日も最高にいい天気になりそう。

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郡山市内はかなりの都会!

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 郡山の市内の川。綺麗な川でした。

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善宝池。

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仙台まで122キロ。めちゃくちゃいい天気!

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本宮市。でっかいアサヒビール工場があります。

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朝ごはん。普段はほぼたべない高カロリージャンキーフードも容赦なく食べます(笑)なんせ1日の消費カロリー5000越えてるので、なんでもOKのばす?!

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 気温は17度。朝の17度は快適。

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この辺りの4号線は道幅も路肩も広く走りやすい。ただ車ほ通行量は多い。

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大玉村安達太良山。山際の稜線がきれいだ。

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二本松市

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小休止、道の駅安達。別名、智恵子の里。この二本松市は高村千恵子の生まれたところらしい。
しかし、ほんっといい天気。気温も気持ちよく、道もいい。最高ですね〜。

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とっても綺麗なサービスエリア。

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福島市!

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道路沿いの果樹園
福島は果樹園が多いですね。

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ずっとこんな道が続く。
さっきの休憩場所で聞いた、今年の夏の甲子園のテーマソングがずっと脳内再生してます。

「前へ前へ。」
「あの空より青ーく!」
ってうたう高橋優の歌。すごいハマった!
心が洗われる感じ。

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峠を越えたら、福島市内が見えた!

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福島市街地。阿武隈川、弁天橋

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ウェイダーで釣りをしている人がいる。気持ちよさそう。

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安達太良山阿武隈川、その間に東北新幹線が走る。美しい福島の景色。
福島と言えば猪苗代湖で、この安達太良山の麓にあるみたい。行って見たいのは山々だけど、今回は時間の都合、残念ながらパスです。

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 松川。松川橋。

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摺上川。水がめちゃくちゃきれいだ。
向こうにみえるのが所謂、会津磐梯山のもよう

 

誰かが言った「ビューティフルフクシマ」の言葉どおり。綺麗な田園風景が続く。

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果樹園が多く、国道沿いにはこのようなお店がチラホラ。

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来た、宮城県

グッバイ福島。実は福島って、宮城や岩手に行くときに新幹線で通過したことしかなく、今回初めて来たようなもの。

天候のタイミングもバッチリで、最高によかった。福島が身近な場所になった。
いつの日か、また今度は海沿いを走りたい

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馬牛沼。

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白石川。ここでも渓流釣りをしている人が!

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気温が30度を越えてかなり熱くなってきたので、コンビニでアイスクリームタイム!
ヒマなので、本日のこの町とこの町は似ているシリーズ、勝手に姉妹都市宣言!

昨日の栃木下野市と大阪堺市に続いて、本日はここ!宮城県白石市広島県竹原市に認定(笑)
なんかソックリ(あくまでわたし基準)

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 蔵王町

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蔵王大橋。自走で蔵王まで来れたといつのは、嬉しい!

蔵王山は残念ながら、雲がかかってます

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ヤバい、かなり眠くなってきた。仙台まであと30キロ。
球場着いたら、飯食って寝よう。

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 岩沼市。柴田バイパス。
ここに来て、かなり向かい風!

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突如現れた、コンビナート群。

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仙台市に入った!見慣れた都会の風景。車の量もさすがに多い。走りにくい。
しかし暑い!

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見えた、コボスタ!

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到着!コボスタ!うれしー!

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お、4対0でバファローズ勝ってる!
球場入ると、やっぱワクワクするなー。

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360度ほぼイーグルスファン。バファローズファン20人ぐらいかと予想したけど、どっこい200人はおるな(笑)

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とりあえず、腹減ったので牛タン弁当とノンアルコールビール

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コボスタはボールパーク。ミニ遊園地もついてるし、みんな寝そべって、野球みれる!

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自分もマジ寝よ。風が気持ちいいし、日陰でちょうどいい気温だし、ここマジ最高かも(笑)

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ずーっと観覧車の隣辺りで、芝生に寝転んで野球見てる。いつも大阪の京セラで見てる選手たちをこんな遠い場所で見れるのって単純に嬉しいもの。
そしてあまりにもここが快適過ぎて、今日のゴールはまだ50キロ以上先なのに、もう動く気がしない(笑)もうここでずっと寝てたいわー。

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名残惜しいけど、陽も傾いて来たし8回の吉田正尚の最終打席見たら、行こう。

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さぁ、旅の続き!まだ今日のゴールはまだまだ先!

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仙台のバイパス、けっこうおっかない。
すごい交通量。赤のテールランプが続く。

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きれいな夕暮れ。

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ラスト休憩。道の駅、三本木。店も閉まってるし、誰もいません(笑)
夜になるとだいぶ冷え込んできた。大阪の10月ぐらいかな?
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今日の月もデカイ!

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2日目終了!
福島県郡山から宮城県大崎市古川まで。171キロ。
昨日より70キロも短いし、途中野球場でかなりゆっくりしたので、身体は随分楽。

ただ、夜の走りでちょっと冷えたのか、鼻水がでてかなりの鼻声に。
今日は感想文パスして、早目に寝て体力復活させます。おやすみなさい。

(旅6:東京ー青森編)DAY1 東京日本橋ー福島県郡山

ニホイチ旅第6弾は、ためにためていた東北編。

旅前の1週間はこのことで頭がいっぱいで、毎日が上の空。
仕事もあまり手につかずという感じ。

距離も長いので、前日に東京入りです。

 

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自由席の一番後ろを確保。

隣の席ではサラリーマン5人組が大宴会を始めた。まさに自由席。

 

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明後日には牛タンの本場、仙台にいくというのに、なぜか新大阪駅で牛タンを買ってしまうという判断ミス!
多分、頭の中も気持ちも先に東北に行ってしまっていたらしい。。。

 

 

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宿泊先の馬喰町へ。東京は雨。
天気予報では今晩中には雨は上がるとのこと。

 

 

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朝は4時に起きる。
ビジネスホテルに泊まったのだけど、やはり気分が高まってあまり眠れなかった。
睡眠時間は5時間弱というところか。
でも、かなり気分はスッキリして。

スタート地点の日本橋に向かう。
日本の道路の中心地点だ。
2年前の東海道の旅のときは、ここがゴール地点。大阪から4日かけてここまで走ってきた。
今回はここがスタート地点になる。
小雨がふっている。

 

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日本国道路元録


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4号線がここからはじまり青森駅前の青い森公園というところで4号線が終わる。
今回の旅はひたすらこの4号線を走っていく。
736キロとのこと。
さて、本当にたどり着けるのか。

スタート前はいつも胸がいっぱいになる。

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さすが東京。
早朝というか真夜中のような時間だけど、ドラマの撮影に遭遇。
かなりスタイルのいい男の人がいる。有名俳優っぽいけど、誰だろう。
福士蒼汰かなぁ。

 

 

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走り出すと雨はすぐにやんだ。
9月とはいえまだまだ夏なので、雨上がりでムッとした空気。
月もきれいだ。

 

 

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とにかく車の少ない朝早いにうちに東京を抜けたい。

 

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まだ車もほとんど走っていない東京のど真ん中を猛スピードで抜ける。
テンションが上ってくる。
気持ちいい。
でも、旅はまだまだ長い。テンションの上がりすぎは禁物だ。

 

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荒川を超える。
川が大好きなので、今回の旅でもいくつ川を超えるのか、楽しみだ。

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 足立区を抜けて、早々に東京を突破。

埼玉県に突入。
ほぼ無風。

 

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草加市
印象的な歩道橋。

 


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綾瀬川沿い。
6時過ぎ。朝の散歩をしている人がたくさん。

おだやかな朝の風景。
それぞれに生活があるんだなぁ。

 

 

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綾瀬川を超える。
ここを超えると越谷市に。
雨上がりなので、朝もやが霧のようだ。

 

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春日部市に。
朝のラッシュアワーがはじまった。

走りにくくなってきた。

 

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幸手市。中川。

ここまで暑くも寒くもなく、快適そのもの。

 

 

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8時、早くも利根川到着。
いやー大きいね、利根川


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利根川の中央部で、茨城県に変わる。
グッバイ、埼玉。ほんとちょっとだけだったな。


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利根川雄大だ。

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茨城県側の堤防はアマゾンのようだ。

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茨城県に入ると車の通行量もいきなり減った。
信号もなくずいぶん走りやすい。
ちょっとだけ追い風。いい感じだ。



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ちょっと寄り道。古河駅

関西人の自分にとっては北関東ってあなり馴染みがないのだが、この古河だけは唯一知っているところ。
とある研修が古河であり、何度か来たことがある。住んでいる友人も多い。
そんなところに自転車で来れたというのがとても嬉しい。

ここで東京から70km。



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古河に来た時はかならず寄る中華料理屋さん。
さすがに9時過ぎなので閉まっている。

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古河を出てしばらく走ると、早くも栃木県に。
茨城県、ほんと一瞬だったな。
茨城県には、来年以降、房総半島一周のときにまた来る予定。

ニホイチは全県制覇もしたいので、千葉、茨城、群馬、このあたりをゆっくりまた走りたい。


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小山市
ここでサングラスを落として壊してしまった。
小山のスポーツDEPOに寄って、サングラスを新調。


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下野市
小金井一里塚というところで休憩。

栃木に入って4号線の景色がどこかに似ているなと思ったら、そうだ大阪堺の310号線に似ていることに気づく。
片側一車線の具合や、町の栄具合、道路沿いの店とか、なんかもうそっくり
すごい親近感がある。

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空は晴れたり曇ったりが繰り返し、たまに小雨がふるという感じ。

ここに来て、ちょっとまとまって雨がふってきたので、雨宿り。

4号線は東北新幹線と平行に走っている。

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宇都宮市に入ると、すごくいい天気に!

晴れてくると、暑い!

 

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宇都宮到着。
二荒山神社
大きいね。


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宇都宮駅

餃子の町ということで、餃子の銅像で写真を撮りたかったけど歩道橋を登らないといけないということで諦める。


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ほんとに餃子屋さんだらけだ。



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お昼ごはんは餃子と迷ったけど、お腹ぺこぺこなのでステーキハウスに。

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いやー、生き返った。
ガッツリ、いきました。


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普段は食べないアイスクリームも。

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鬼怒川橋。
晴れてきて、かなり暑い。

 

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鬼怒川。いい感じだ。


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さくら市
道幅も広くなり、周りは田園風景に。
気持ちいいな。


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ただお昼にガーミンを充電してたら、おかしくなってしまった。
音はするんだけど画面は真っ黒。
困った。
一本道なのでナビはいらないけど、ログが取れてなければかなりショックだ。

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向こうに見えるのは羽黒山かな。
夏の終わりを感じる、いい景色。


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矢板市
川の上にくるとさわやかな風がふいて、夏の終わりの匂いがする。
気持ちいい。


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ガーミン復活。
ログも残っていた。良かったー。
ガーミンもお昼ごはん食べて、眠たくなっていた模様。

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那須塩原市に入った。
20代前半だから、今より20年以上前、ここに社内研修で3週間ほどいたことがある。
どの辺りにいたのか、もうわからないので懐かしいも何もないけど。

この辺、やたらトラックが多い。
道幅も狭くなってちょっと危険。
交通量も増えて来たので、しばらく歩道を走る。

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夕方になると一気に秋らしくなって涼しくなってきた。

さて、実はまだ今日の宿泊先を決めていない。
郡山にするか、白河にするか。

白河だとあと24キロだし、ちょっと近い。
郡山だと64キロで、ちょっと距離がある。

悩む所。

 

 

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山間部に入る。
那須岳。いい景色。

大阪より、やっぱり日暮れが少し早いな。

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気温は20度って出ているけど、体感的にはもう少し低く感じる。

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ついに来た!福島県

ここで写真を撮っていると、同じように自転車で旅をしている青年に会った。

少し話をしてみると20日間かけて東京から北海道の稚内まで行くとのこと。
うらやましい。
とても印象に残った青年との邂逅だった。

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さあ、日がどっぷりと暮れてきた。
真っ暗。
今回の東北旅はナイトランになることも多いと思って、フロントライトを3灯付けにしてきた。なのでかなり明るい。

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福島の空、星がすっごい綺麗。
iPhoneのカメラでは映らないのが残念だ。

しかし走っているのは山際なのか、真っ黒。
郡山が遠いな。かなり心細くなってきた。


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お月さんが満月で綺麗だ。


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郡山市に入った!
都会の灯が見える。
ほっとする。


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21時、郡山到着。

郡山駅の目の前のホテルにチェックイン。
結局240キロ、16時間の道のりとなりました。

240キロは、今までの最長記録!
つかれたー。


ホテルに入ると、即充電!

ガーミン、自転車ライト3つ、iPhoneiPhoneの充電バッテリー。
とまるで、電気泥棒のようだ(笑)

 

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お風呂に入って、この日の最後にFacebookにあげた文章がこちら。

今読んでみても、疲れているけど充実感はある感じかな。

東京ー青森旅、初日終了。現在ホテルでノンアルコールビールでまったり中。

今日は日本橋から郡山駅まで、結局240キロ走りました。5時から21時まで16時間。1日で走った最長距離を、去年の広島ー下関間の235キロから5キロ更新です!
今までの経験上、一番元気な初日に距離稼いでおくと、後がすごい楽なのでちょっと無理しました。

今日は東京ー埼玉ー茨城ー栃木ー福島と5都県にまたがって走ったことになる。

福島に入ってからは陽もどっぷりと暮れ真っ暗な夜道のサイクリングとなってしまった。疲労と暗さでかなりめげそうになったが、夜空の星がやたら綺麗だったのでなんとか堪えました。

あと、今日一番印象的だったのは、福島の県境で会った自転車旅している青年。5日前に自転車を買って、20日間掛けて横浜から稚内まで行くとのこと。しかも泊まりは漫画喫茶(笑)大学生最後の夏休みなので何かやりたかったらしい。
いやー、素晴らしいし、羨ましい。
自分がやってることがなんだか小さく思ってしまった(笑)。自分もこんな急いだ旅でなく、時間が腐るほどあった大学生の時にこういうことやってたら良かったと真剣に思いました。
若いっていい。
でもタイムマシーンはないし、大阪でよく見かけるお見合いおばちゃんの看板の言うとおり「これからの人生、今日が一番若いんやで!」なので、おっさんはおっさんなりに、制限ある中でやりたいことをやります!

明日は宮城を走り、岩手に入る予定。

 

(旅5:富山ー熱海編)DAY3 山梨県甲府ー静岡県熱海

富山ー熱海旅、三日目、最終日。

快晴の甲府の空。

朝ごはんはホテルのバイキングをしっかり食べた。

生まれて初めて山梨名物、ほうとうというものを食べた。
今日もほうとうパワーで頑張ろう。

『旅に目的地があるのは素晴らしい。でももっと大切なのは、旅自体を楽しむことだ(ヘミングウェイ)』


そんな旅名言のように、今日も起こるその瞬間、瞬間を楽しみながら行ってみよう。


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今日は通常の月曜日なので、普通は絶対見ることがない山梨の日常の朝の風景が見れる。学生さんは学校に行くし、通勤渋滞が始まりつつある。

こういうのが見れる平日ライドはある意味、贅沢!


山梨の朝の生の生活風景。

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石和温泉を抜けていく。

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笛吹川。朝の空気がとても清々しい。

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緩やかに峠が始まる。
現在の標高は250m。ここから河口湖のある1000mまで登り坂。

 

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 最初のうちは気持ちのよいほどまっすぐな1本道ののぼり。

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久しぶりにローディーと会った。
すごいスピードで坂を登っていく。速い!
逆に自分はへいこらへいこらとゆっくりだ。

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標高500m地点。ちょっと休憩。
かなり山の中に入ってきた。結構な暑さ。
乾いていく汗が気持ちいい。

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坂は続く。

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やってきました、新御坂トンネル!

事前の調査でもこのトンネルは危険そうなので、走らないことも考えたのだが、東京ー糸魚川のブルベレース(超長距離自転車レース)でも正式ルートになっているということで、やってきました。抜け道はない。

おそらく今回の旅の最も危険な場所。

リアライトも点灯させて、気合を入れ直してゆっくりと進む。

ここを抜けたら河口湖のはず。

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歩道はもちろんなく、車道の端の白線と排水口の溝の間わずか30cmぐらいの間を、ゆっくりのスピードで走る。

その部分と排水口の間にわずかな段差もあり、そこにタイヤがはまらないように、かなりの注意が必要だ。(はまるとちょっとやばい)

後ろからやってくる車は、こちらの存在に気づいてスピードは緩めてはくれるのだが、それでもかなりこわい。
しかも片側一車線の狭い道でありながら、トラックもかなり走っている。このトラックの音がとにかく恐怖だ。

写真は後ろからの車がいないときに、壁に寄って撮影したもの。

約2800mの長いトンネルで、やはり今回の旅で一番きつかった場所(のぼりの坂道のほうがまだマシ)。

出来れば、ここはもう2度と走りたくないな。

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新御坂トンネルを抜けると、一気に空気が変わった感じがした。

体感気温もかなりひんやりと感じる。
高原の空気だ。

河口湖町に入り、坂を下る。

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トンネルを抜けた後のほっとした気持ちで下ったこの坂は気持ちよかった。

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坂の途中にあった冨士見橋からの景色。

残念ながら今日の富士山は雲の中でした。

 

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河口湖到着!

20代の頃、ブラックバス釣りにハマった事がある。
アルミボードを購入して、琵琶湖や淡路島に毎週末通っていた。

そのブラックバス釣りの関東の聖地といわれているのが、この河口湖。

ビデオや写真などでは何度も見た場所だが、実際に来るのはこれがはじめて。

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河口湖大橋の上にて。
富士山はご覧の通り。
ここで富士山をいつか見たい。

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せっかくなので、自転車を停めて湖の畔に降りてみた。

水は冷たく、とても気持ちいい。

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月曜日の河口湖は人もすくなくとても静か。

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河口湖を通り過ぎると、富士急ハイランドが見えてきた。
ここも名前だけは関西人の自分でもよく知っている。


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河口湖から山中湖への国道138号線(旧鎌倉往還)に入ると、結構な渋滞。
しばらく歩道を走った。

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富士吉田市に入った。

河口湖から山中湖への道はずっとゆるやかな上り坂。

 

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忍野の入り口。

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緑が眩しい。

新緑の季節を感じる、美しい忍野の森。

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ずっとこのような道が続く。穏やかな上り坂。
このあたりはレンタルサイクルで走っている観光客も多い。

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自衛隊の基地も近くらしく、自衛隊の車がひっきりなしに走っていた。

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山中湖到着!

 

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山中湖といえばスワンボード。


大きなスワン。小さなスワン。おれのバイク。

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山中湖、気持ちいい。開放感がある。

実は来るまでは山中湖は正直なんの期待もしていなかった。
ノーマークというか、ただ通過するだけの場所というか。

でも来てみたら、すごくいい。先程の河口湖よりシンプルで開けている感じがある。

気に入った。

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湖の周りにサイクリングロードがあり、時計回りに半周してみる。

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山中湖と富士山。

いや、かなりいい。山中湖が大好きになる。

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絶景。

富士山が見える時に、必ず山中湖にまた来たい!

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山中湖からは熱海へは、御殿場ー三島と回っていくルートと、足柄ー小田原と回っていく2つのルートが有る。


当初、三島ルートで行く予定だったんだけど、Facebookで熱海近くの真鶴出身の友人から小田原ルートををおすすめされた。

調べてみると、確かにこちらのルートのほうが峠も少なく良さそう。
急遽、ルートを変更することに。


山中湖の脇から三国峠に登っていく。

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途中にあったパノラマ台からの絶景。

山中湖&富士山。

この景色は今回の旅で一番きれいだった。
絶句してしまった。


必ず、また富士山のはっきり見える時にここに来る!



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さら峠を登っていく。

振り向くたびに絶景が止まらない。

いやー、三島ルートから小田原ルートに変えてよかった。
じゃないとこの景色見れなかったんだから。。。

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三国峠の頂上で一瞬、神奈川県に入る。
(で、すぐ静岡にはいるんだけど。。。)

この辺りは、山梨と神奈川と静岡の3県がまたがっているようだ。

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かなりの山の中である。

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三国峠、明神峠と一気に下る。

この道が、めちゃくちゃ急坂。

とてもブレーキを緩めて走る勇気もなく(おそらくすごいスピードが出ると思う)、ブレーキを強く引いて下っていくので、腕がパンパンになってしまった。
こんな急で危険な下り坂、もしかしたら今まで初めてかもしれない。

反対側からこの坂を登ることは不可能かもしれない(笑)

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標高1100mから、標高300mまでを約15分でくだって来た。


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小山付近。

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小山から足柄に向かうところで、ナビがバグって思い切り道に迷ってしまった!
一時間 は時間をロスしたけど、疲れたのでコンビ二でさらに時間をロスして休憩。

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国道246号線にはいる。
この辺りはトラックも多く、走りにくかった。

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景色はよいんだけど、道は危険。
トラックがやたら多く、後ろからバンバンすごいスピードで追い抜いていく。

 

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危険な国道246号線から、比較的安全な県道74号線に入る。少しほっとする。
ここから南足柄市へ。

 

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開けてきた!ついに山岳地帯を超えたかな。

緩やかな下り坂が続く。

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小田原到着!

2年前の東海道の旅のときも最終日にこの小田原城にきた。

道がつながった感がとてもうれしい。

 

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小田原に来たのでちょっと寄り道。

走りながら、「そういえば、つい先日読み終えたばかりの村上春樹の最新作「騎士団長殺し」の舞台が確か、小田原だったな」と気づく。
せっかくルート変更したので、舞台になった場所に行ってみよう(いわゆる聖地巡礼というやつ)とネットで調べてみたら、小田原から箱根の山に少し寄った入生田というところが舞台だと分かった。

そして少し遠回りになるが入生田の駅に寄り道。まぁ、なにもないところでした。
(正直、小説なのであまり何も感じなかったけどですね。笑)

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早川というところまで戻り、135号線に合流する。

見えてきた!太平洋!


日本海から、太平洋への横断達成!!

かなり嬉しい。達成感ありありです。

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ここから熱海まではずっとこの海沿いを走っていく。

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美しい相模湾
写真は湘南方面。

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友人の出身地、真鶴。
海沿いのとてもよい町。

海鮮が旨そう。

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湯河原!

いよいよ今回の旅もラストに近くなってきた。
カウントダウンにはいる。

 

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ちょっと思って湯河原の駅へ。

ここは初期のダウンタウンの笑ってはいけない温泉旅館で馴染みのあった場所。このDVD昔まだ小学生だった息子が好きで何度も何度も一緒に見た。

たしかここにココリコ遠藤演じるダイナマイト四国がいた(笑)
聖地巡礼パート2 笑)

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おし、静岡県熱海市に入った!

ラスト!


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この海岸線、アップダウンが結構あったんだけど、これが最後の坂。
熱海の町がみえる。

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18時20分、熱海の駅に到着!


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熱海の温泉街に行って、貫一お宮の銅像の前で写真を撮りたかったんだけど、結構坂を下るし、新幹線の時間もギリギリなのでパスすることに。

駅前で自転車を輪行バッグに片付けた。


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自転車を輪行バッグにたたんでしまうと雨がぽつりぽつりと降ってきた。なんとかギリギリセーフだったんだ。

自転車をたたんでしまうと、いつものようにもう走らなくていいという安堵感と、もっと走りたいなという思いで複雑な気分。

でも達成感はやはりすごい。

今回の旅もとても良かった。
富山から熱海への日本横断。


同じ日本といえど2日前にいた富山と、今いるこの熱海は全然違う空気感で、その空気の微妙な違いは自転車で走ってきた自分だからこそ、わかる感じがする。匂いや風、そいうものを体全体で感じることが出来るのだ。車や電車だと、このなんとも言えない微妙な違いはおそらくスルーだろう。

そういうところも自転車旅のいいところだ。ある意味、贅沢なところだと思う。


そして、富山、長野、山梨と走ってきて日本はとても美しい国だと実感した。


次のニホイチ旅は東北に行こうと思う。

 

 

※最後に熱海から乗ったこだま新幹線でFacebookにアップした今日の感想投稿をそのときの原文ままに引用です。

富山ー熱海自転車旅、3日日目終了。無事ゴールしました。走行距離134キロ。3日間のトータル距離435キロでした。

今日は山中湖がとにかく絶景。行く前は山中湖まったく期待してなかったけど、あんな綺麗なとことは。
富士山は残念ながら雲で見れなかったので、また来たいな。
最後、相模湾が見えたときはやはり感動しました。
日本海から太平洋までの日本横断達成です。(しかし、ブルペというレースやってる人たちは、これを1日で一気にやるというんだから、ほんと信じれん。超人ですね)

今回、富山、長野、山梨、そして神奈川、静岡と一気に走って見て、日本というのはどエライ美しい国だというのが、ほんとにわかりました。各地で外国人をいっぱい見たけど、人気あるのわかります。
ほんとに日本は美しい。世界に誇れる。

でも、このコースをもう一回、自転車で走りたいかというとちょっと微妙(笑)峠はなんとかなるが、やはりトンネルが多すぎで、怖すぎる。あまり人にはオススメ出来ません。今度は車で来よう(笑)

熱海には、電車の都合、着いて40分しかおれず、新幹線で熱海名物の鯛飯食いながら、帰ります。温泉もパスで、トイレでウェットティシュで汗おとしました(笑)

しかし3日間、ほんと贅沢な遊びでしたー。
明日がらまた仕事めいっぱいやって、次の旅に出よう!次は福井敦賀ー島根出雲大社か、東京ー青森か。今、このチャリ旅が楽しすぎてマジヤバイです(笑)
長文読んで頂き、ありがとうございました。

 

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 (旅5:富山ー熱海編)3日目
走行距離133.6km
3日間トータル435km
[ニホイチ旅全トータル 15日2664km]

 

3日で走った435キロ

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