自転車四国一周まとめ
令和になって二日目の2019年の5月2日から4日。
その五ヶ月後の10月5日から7日。
2回に分けて、念願の自転車四国一周を敢行しました。
6日間かかりました。
本当は、一気にまわりたいとずっと思っていて、それなりに計画も立ててみたのですが、なかなか6日から7日の休みが取りにくいのと(しかも天気もよくなければいけない)、やはり47歳で一気に1,000キロは厳しいだろうってびびってしまったのとで、2回に分けての旅となりました。
結果、2回に分けてよかったなあと思っています。
まあ、一気にやってたら、感動はすごいんだろうけど、しんどすぎて、旅自体を楽しむということが度外視になってただろうなあ、と。
やっぱり、1,000キロキロはだてじゃないですね。
毎日150キロを6日連続で走っても、1,000にはならないんですから。
150キロといえば、淡路島一周ですもんね。6日連続アワイチすると思ったら、ゾッとしますもんね(笑)
四国はサイクリング王国を目指していて、愛媛県の主催で「四国一周チャレンジ」というプロジェクトを企画しています。
普段、自由気ままに自転車日本一周にチャレンジしてる身で、こういう企画には今まで興味はなかったんですが、まあせっかく一周するんだし、興味本位で登録してみることにしました。
参加費8,000円を払うと、サイクルチャージと公式チャレンジパスが送られて来ます。
この公式チャレンジパスには、オススメの一周ルートと、ルート上にある道の駅スタンプラリーに参加できるようになります。
サイクルジャージは着なかったのですが、この公式チャレンジパスは、よかったですね。
途中から、道の駅でスタンプを押すことが、すごいモチベーションになってましたから(笑)
それに、公式ルートがよかった。
高知県が、海沿い一周ではなくて、四万十川の上流にのぼって、四万十川沿いを下るルートになっているんです。このコースがとにかく最高。
もう極上のコースでした。
もし、この公式パスがなければ、このコース走らずに、海沿いをひたすら行ったかもしれません。このコースを知っただけでも、値打ちありました。
ゴール後は、プロジェクト事務局に走行証明(スタンプカードか、ガーミンなどのサイクルコンピュータの走行データ)を送ると、完走書と記念品が送られて来ます。
これがなかなか、思っていたより豪華。立派なものなんです。
◻︎完走証にはお気に入りの写真一枚を入れてくれます(私は四万十川の写真にしました)
◻︎ガーミンのTCXデータをメールで送ったら、その走行ルートの地図を印刷した走行証も一緒にくれます。
こちらは記念品のバックル。まあ、する機会はないですけど(笑)
公式パスのスタンプラリーはこんな感じに。
朝早くて閉まっていたところ以外の道の駅にはすべて寄ることができました。
ちなみにスタート前に送られてくる、一周サイクルジャージがこちら。
私は一度も着ることはなかったけど、何人かこれを着て走っている人を見かけました。
この企画、チャレンジ1000というネーミングで、その名前からして四国一周は1000キロあると思ってたんですが、私のガーミンを合計すると958キロしかないんですね。
ちょうど42キロ、フルマラソン1本ぶん足りない。。。なんでですかね?
まあ、いいけど。
完走書によると、このチャレンジに参加している人での四国一周達成者は私が594人目だということです。思っていたより、少なかったですね。
で、このチャレンジ企画なのですが、もし自転車四国一周旅を考えているなら、絶対に登録した方がいいと思います!
私も最初はどうしようかと思ってたけど、結果、登録してよかったと思っていますもん。
まあ、自転車四国一周なんて、人生のなかでそう何回もするもんではないでしょうし、やっぱこういう記念品みたいなもんも悪くないと思います、ほんとに。
四国一周の感想ですが、旅の記録でも書いていますが、かなり最高でした。
なんでしょ、お遍路文化が根付いてる四国は旅人にやさしいんですね。
今回の旅、香川、徳島、高知、愛媛と全ての県でホテルに泊まったのですが、全て自転車を室内で預かってくれました。
自転車を室内で預かってくれるなんて、今まで全国一周してる中で、福島と青森だけでしたから。
愛媛なんてベルボーイ並みに自転車担いで、自分の泊まる室内まで運んでくれましたから。本当にすごいですよね。
そして、4つの県、それぞれにカラーがあって、その微妙な変化がなんか楽しかったですね。
私自身は、特に高知にまいってしまいました。
四万十川がとにかく最高。
全国いろんなところをまわって来た中で、今のところ、三本の指に入る場所です。
あと、なんといっても1周という行為自体が魅力なんですよね。
私は公式チャレンジのお勧めのスタート地点の松山ではなくて、そこから40キロ先の今治駅をスタート地点にして、そこから時計回りでまわったのですが、今治駅を東に向かって出て、西から帰ってくるというこの一周の感動。これはやった人にしかわからないものがあります。
ただ、同じ場所に帰ってくるだけなのに。それだけのことなのに、なんとも言えない感情がこみ上げました。
今治に入って、最後しまなみ街道の来島大橋の灯りが見えたときには、冗談ではなく泣きそうになりました。
関西の自転車好きならわかると思うのですが、ビワイチ(琵琶湖一周)、アワイチ(淡路島一周)の、めっちゃすごい版(笑)という感じでしょうか。
興味のある方、四国自転車1周、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
結構、平坦なので、アップダウンが苦手な方も、大丈夫だと思います。
私のようなたまにしか自転車に乗らない、なんちゃってローディーでもなんとかなりました(笑)
逆に峠好きは、ちょっと物足りないかもしれませんが。
あと、私の父は、もともと徳島の人間で、本来は私は四国に縁がある人間なんですが、父は六歳のときに亡くしてしまったので、ほんの幼いときに帰ってただけで、ほとんど四国とは縁がなくなってたんですね。
ですから、そんな四国を今回1周できたことが、なんともうれしいというのも、個人的にはあります。
四国、今度は内陸側を走りに、必ずまた来ます!
ー旅の記録はこちらー
2019年5月2日 愛媛県今治市ー香川県高松市(162キロ)
2019年10月4日 高知県高知市ー四万十市中村(155キロ)
2019年10月5日 四万十市中村ー愛媛県宇和島(162キロ)
2019年10月6日 愛媛県宇和島ー愛媛県今治市(157キロ)
以降、四国一周のお気にいりの風景写真。
朝の今治駅
観音寺
観音寺の海岸
丸亀
父母が浜
王越の海岸線
夕暮れの瀬戸大橋
五色台。大崎の鼻。
讃岐相生
鳴門
四方見展望台
星野峠
海部
徳島県宍喰
野根川
阿南海岸
安田川
桂浜
潮江橋
はりま橋
高知橋
高知駅
黒潮ライン
七子峠
四万十川をずっと行く
四万十中村の月
朝の後川
四万十大橋
足摺岬への道
ジョン万次郎少年像
篠川
朝の宇和島
土器ドキ街道
塩パン発祥の地、八幡浜市
大洲市の長い海岸線
松山重信川。出合大橋
今治駅ゴール。