ニホイチ旅44日目(旅14四国一周後編)高知市-四万十市中村
修学旅行生でにぎわう秋の週末の新大阪駅から、五ヶ月ぶりの高知に向かう。
5月にちょうど半分、今治から高知市まで走った四国一周旅の後半の旅だ。
残りはあと半分、500キロ弱というところ
自転車は三週間前、秋田にゴールして輪行バッグに入れたまま、一度も荷解きすらせず、そのまま高知に持ってきた。大丈夫かなあ、とちょっと思う。
岡山までは新幹線、岡山からは特急南風に乗って、高知に着いた時はとっぷり日も暮れていた。
5が月ぶりの高知駅前。
偶然にも、関西の友達が高知に来ていて、夕食を一緒にということで、ホテルに自転車を預けたあと合流させて貰った。
歩きながら、高知の街をちょっと撮影。
さて翌朝開けて、高知駅から出発。
一昨日、高知は大雨が降って冠水被害もあったらしいが、今晩は綺麗な月も出ている。
とりあえず、日本三大がっかりスポットはりまや橋も撮っておく。
翌朝、開けてスタート。
五ヶ月前の四国一周旅前半は、この高知駅ゴールだったので、ここから道を繋げる。
今回もこの四国一周の公式バスに乗っとたルートで、道の駅ごとにスタンプを集めて行こうと思っている。
昨晩泊まったホテルは高知駅の目の前の高知ホテル。
なんと一泊4000円ととてもリーズナブルだった。その割にはきれいないいホテルだった。
高知といえば、アンパンマン。駅前の石像。
南国高知といえども、10月の早朝はひんやりとしている。
朝の帯屋町商店街を抜ける。
帯屋町商店街の中にある、時計専門店の正美堂さん。
実は、友達のお店なので、記念撮影。
高知といえば、ひろめ市場!
まだ閉まっている。
ひろめ市場のすぐ前にある、武市瑞山こと武市半平太の切腹の地。
漫画「おーい竜馬」の切腹シーンは子どもながらに強烈に印象に残っている。
高知城。
朝の短い高知市内散策を終えて、旅の出発。
さあ、行こう。
高知市内、また来ます!
五ヶ月前に夕陽の中渡った鏡川の潮江橋を、今度は朝陽の中渡る。
一昨日はこの川が冠水したらしいが、今は水位も元に戻って、静かな川だ。
すぐに太平洋にでた。
ここからはしばらく海沿いの黒潮ラインで須崎までいく。
仁淀川を超える。
高知海岸。
今日もほんといい天気。
空に一片の陰りもない。
海を遮るものも何ひとつない。
新しい定規で線を引いたような、まっすぐな水平線。
道も空いているし、きれいな良い道。
写真ではほとんどわからないが、豆粒みたいなサーファーがいっぱい浮いている。
とても目立ったクジラオブジェ。
宇佐港から宇佐大橋が見える。
こちらの宇佐は大分の宇佐と違ってUSAおしはない(笑)
県道23号に入る。
ここからは道が変わって、クネクネの海岸線が続く。奥琵琶湖のようだ。
まったくもって静かで、車もほとんどない。
同じ海沿いでも、先月の日本海沿いとは、随分違う。
息を呑むような景色に出会う。
押岡。
このあたりは田んぼ道。道はわずかにアップダウンしている。
多の郷。けっこう開かれた町が突然現れた。
須崎市に入った。
ここで、お遍路姿で自転車に乗っている女性とすれ違う。
おいしそうな焼きたてパン屋を見つけたので、朝ごはんをとることに。
外のテラス席で、パンを食べる。
美味しい。かなりの人気店のようで、人がどんどん入って来る。
当たり前だけど、みんな高知弁。
小さい子どもが「これ食べるきねー」とか言っていると、めちゃくちゃ可愛い。
道の駅かわうその里須崎にピットイン。
この道の駅のお土産屋さんは、最近よく見る、ゆるキャラのかわうそ一色。
このかわうそ、頭は須崎名物の鍋焼きラーメンらしい。
角谷トンネル。
歩道はないが、路側帯が広く自転車に優しいトンネル。
このあたりの海岸線の道、琵琶湖っぽいなあとずっと思っていたらら、ほんとにレストラン琵琶湖があった(笑)
なかなかの絶景。
と、突然現れた、竹虎さん!
須崎といえば、やはりこちらですね。
思っていたより大きい!
海沿いの道を行っていたら、痛恨の通行止め!
一昨日の大雨で、道がふさがれているらしい。
戻って、峠道に切り替える。
峠に戻って、焼き坂トンネル。966メートル。
交通量は少なかったが、なかなかの危険系トンネルだった。
中土佐。
四万十川に近づいて来たのか、川の水がとてもきれいになって来た。
56号線、中村街道。
土佐久礼から、本日一番の峠道。
四国一周の中でも、ここがおそらく一番の峠かな。
ひたすら登っていく。
かなり山深くなって来た。
まだまだ峠道は続く。
天気はいいけど、気温は先月に比べるとずいぶん低く感じるので、峠道でも幾分楽で、心地よさも感じるほど。
やっぱり秋だな。
久礼坂。
登って来たなあ。
遠くに海が見えた!
ずっと七子峠まで、何キロという標識があったけど、七子峠に到着。
登り切ったかな。
地図によると、今日はここからずっと緩やかな下り道になる。
人生下り坂最高(火野正平語録より)!
七子峠より、須崎湾を望む。
展望台があった。
いいすねー。
来た、本日のメインイベント。四万十に!
ここに来たかった!
小川の水が澄んでいて、とてもきれい。
基本、農道のような田舎道が続く。
草刈りの草の匂いがすごい。
ずっと緩やかな勾配1-2パーセントの下りで快適そのもの。
高知ではやたら島崎和歌子のポスターを見る。
広末涼子より多いぐらいだ。
島崎和歌子って確か同級生なので、親近感はある。
高知女性を表す”はちきん(男勝りの女性という意味らしい)”の象徴的。
ついに御対面、四万十川!
今日はここから約100キロに渡ってのお付き合いになる。
清流四万十川はエメラルドグリーン!
一昨日の雨で、心配したけど、濁ってなくてよかった。
ほんときれいな川だな。
さっき蛇をみて、少しへこんだけど(笑)
もう、めっちゃいい!
ここ住めるわ!
このあたりは標高も高めなので、四万十川の源流に近いのかな。
本当に水がきれい。
見惚れる。
キリがないなあ。
川好きなので、一発で心掴まれた。
ずっと四万十川添いを行く。
いい景色にキリがないけど、ここで記念写真。
四万十源流と俺の自転車。
道の駅四万十大正にピットイン。
小さくて可愛いらしい道の駅だ。
ここが四万十川のちょうど真ん中にあたるらしい。
お昼ご飯はここで四万十川を並べながら、大好物のうなぎ丼。
四万十鰻と高知ジンジャー。贅沢の極み!
道の駅を出ても、ずっと最高の景色が続く。
十和、浦越トンえんる。まあまあ長いけど、車は少ない。
トンネルを抜けると、少し川幅が広くなった。
その分、ちょっとだけ濁りも出て来た。
四万十ウルトラマラソンの旗が登場。
ここら辺からコースになる模様。
道の駅四万十とおわにピットイン。
かなりきれいな道の駅。
道の駅の裏側。四万十川もすぐそばで見れる。
なんか小洒落たところだ。
暑くなってきたので、天日塩ジェラード。
しょっぱい。冷たくて頭キーン。
せっかくなので川べりまで降りてみた。
やはりきれいな水質。
手を洗ってみた。
冷たくて、気持ちいい。
四万十モンブラン。
鰻に続き、モンブランも大好物。四万十、やるなあ。そそりすぎだ。
でもジェラード食べとこだし、我慢することに。
四万十トンネル。981メートル。
広くて安全な歩道あり。
四万十川には、普通の橋と別にこの欄干も何もない沈下橋が何本もある。
台風がよく直撃するこのあたりは、欄干があると橋が流されやすいので沈下橋になったそうだ。
ここで生活している人たちの生活を感じる。川マニアには川が持っているそういう生活感がなんともたまらない。
橋幅ギリギリのところを車が通る。それも結構なスピードだ。地元民すげー。
なんか感動した。
こんな感じなので、自分は自転車で渡るのも嫌だ(笑)
道の駅よって西土佐にピットイン!
ここも、最近出来た道の駅なのか、えらく洒落た道の駅。
かかっている音楽からして、なんか全然違う。
道の駅だけじゃなくて、町自体もなんとなく小洒落てる。
なんか暑いとこらしい。
県内の「県」の部分が、後から貼ったのが丸分かり(笑)以前は、国内観測史上最高気温の場所だったんだな。
川だけじゃなく、山もきれいだ。
岩間の沈下橋。
なんで、途中で途切れている?
道が急に狭くなってきた。
このあたりも四万十ウルトラマラソンのコースみたい。
結構、厳しめの表札。
西土佐、中半。
このあたりの山深いところもなかなか神秘的でいい。
いいなあ。
道はクネクネの平坦な山道。猿とかいそう。
もうずっと一緒だが、なかなか飽きないな。
ほんといい川だ。
なんとなく懐かしい匂いのする田舎道にでた。
だいぶ日暮れて来た。
秋は日暮れが早いな。かなりひんやりとしてきた。
今日のゴールまで、もう少しだ。
四万十市の市街地に入った。
川は後川。なんかノスタルジーを感じるいいところ。
四万十市中村。京町通り。
四万十川ウルトラマラソンののぼりがいっぱい。
来々週開催らしい。
四万十市の中心部。静かでいいところ。
住めるわ。
商店街。
17時45分。
日が暮れる前に本日のホテルに到着!
急遽とった割になかなか豪華なホテルでびっくり。
そして、さすがの四国!!
今回も自転車は室内で預かってくれるとのこと。
フロントマンが丁寧に奥の部屋に持って行ってくれました。
もうサイクリング王国四国、伊達じゃない!
四国今まで泊まったホテル香川、徳島、高知、全てが室内で丁寧に自転車を保管してくれた。もう凄すぎ。おもてなし感半端ない。
ちなみに全国回って室内で預かってくれたのは、四国以外では青森と福島と長野だけ。
東京のアパホテルなんて、室内どころか、敷地内は外でも止めるな、どっか別のところに置いてこいとしゃあしゃあと言われました。
都会は世知辛い。
そして、部屋はなぜか最上階のツインの豪華ルーム。(徳島に続き2度め)
もったいないわー。
コインランドリーに行こうと思って、外に出たらきれいな三日月が(写真では丸く見えるけど、実際は三日月)
なんか空の色と相まって、とてもいい気分になった。
ちょっとだけ街をぶらつく。
なんかとてもいい気分。
夜ご飯はホテルのレストランで。
お刺身定食と唐揚げ。ノンアルコールビールで。
ご飯食べながら、四万十ウルトラマラソンのサイトをガン見してたら、なんか出たくなってきた。まじ考えて見ようかなあ。
それほど四万十に心奪われた1日だった。
最後にこの日に、Facebookにあげたコメントをそのままコメント。
かなりいい気分なのがわかる。
ニホイチ旅44日目(旅13四国一周後半)高知駅-四万十市中村 155.4km
四国一周後半旅3日間トータル 155.4km
[ニホイチ旅全トータル 44日目7080.2km]
つづきはこちら