ニホイチ14日目(旅5:富山ー熱海編DAY1)富山駅ー長野県白馬村
リタイアから1ヶ月。
雨でリタイヤした富山がとにかく悔やまれて、スケジュールを強引やりくりして、3日間をなんとか確保出来た。
5月に続いて6月も、2ヶ月連続で細切れ日本一周の旅に行ける。
かなり嬉しい。
これが第5の旅となる。
今回はまずは先月途中リタイアした富山を走り、糸魚川で内陸に折れて長野ー山梨を走り本州を横断予定。
日本一周というテーマとは少しずれるけど、47都道府県全てを走りたいというのがあるので、今回は一周路線から外れて、あえて本州を横断してみます。
糸魚川からは白馬、八方、安曇野、松本、甲府、富士五湖の河口湖、山中湖と周りゴールは静岡県熱海に設定。
アルプス連峰と富士山を満喫するなかなか絶景が期待出来そうなコースです。
友人によると、フォッサマグナという日本を東西に分断するコースでもあるらしい。
フォッサ日本の屋根コースと名付けよう(笑)
距離はあまりないけど、結構標高の高い山をいくつか超える。
自分は峠、坂道がとにかく苦手な平地番長なのでそれを克服できるかがカギ(笑)?!まぁ、楽しみながらいきます。
始発のサンダーバード、北陸新幹線と乗り継いで一ヶ月ぶりに富山へ。
大阪ー金沢間のサンダーバードでは、同じくロードバイクを担いだ青年と遭遇。
降りるとき、話をしてみると彼は北陸新幹線に乗り継いで妙高まで行き、そこから4日かけて秋田まで行くらしい。
ほんの一瞬の会話だったけど、同じ趣味を持つ人との邂逅はとても嬉しい。
お互いの無事を称えあって、金沢で別れた。
自分も頑張らなくちゃなという気分になる。
金沢から北陸新幹線に乗り継ぎ、富山県に。
まずはリベンジザ富山!
大阪はすごい晴れてたんだけど、富山結構曇ってる。。。。
そして少し肌寒い。
昨日までの大阪は真夏日が連続で続いていたと言うのに。
北陸に来たなという感じだ。
そして今回の旅からついに導入!
スーパーサイクルコンピュータGARMIN先生。
これで名古屋の時みたいに、ナビがわりのiPhoneが落ちて壊れることはないはず!
心拍計もついてる。
先月通って、とても綺麗で心奪われた常願寺川の常盤橋にまた来てみた。
今回も、曇っとるやないかーい!!
立山連邦、先月よりみえない。。。
なかなか自分と富山は相性がよくないのか?!
先月リタイアした場所までは、先月と同じ道を走るのもなんか勿体ないので、道を変えてみることにする。
常願寺川を海まで下り、日本海を目指すルートだ。
今日は風が強い。
しかし、曇っててほんと寒い。
コンビニに寄ったら、なんと暖房がついていた!!
大阪、昨日30度あったんだよ。
そして、コンビニから出て来たら、なんと小雨が降って来た!
まじか、富山。。。先月に続いて雨とは。
天気予報では全く雨の予報じゃなかったのに。
海沿いに出た。
先月、富山に来た時に存在を知った富山湾岸サイクリングロードというのを走ってみる。
滑川市。
風がとにかく強い。日本海も荒れている。
空の雲も低く、日本海沿いのイメージそのものだ。
ホタルイカミュージアム通過。
内陸側はこんな感じ。
魚津水族館、ミラージュランドというとても小さな遊園地が併設されている。
1組だけ家族が遊んでいた。のどかだ。
しんきろうサイクリングロード。
自転車専用コースがあって走りやすいのだが、すごい海風。今日の日本海は大荒れ。
追い風なので、スピードは出る。
黒部市に入ると雨が本格的になって来た。
先月に続いて、またもや雨宿り。
生地というところで、人もたくさん集まってイベントみたいなことをしている道の駅のようなところを見つけたので、ちょうどそこに寄る。
お腹も空いて来たので、ここで昼ごはんとしよう。
なんとか雨がかからないところを見つけて、屋台で海鮮丼と焼きそばを買い、そそくさと食べる。しかし、寒い。
ご飯を食べていると、周りがざわめき出して、中央広場のようなところでイベントが始まった。
どうやらシドニーオリンピック金メダリストのマラソンランナーのQちゃんこと高橋尚子さんが来るらしい。
こんなたまたま雨宿りしている見ず知らずの場所で、Qちゃんに会えるなんて嬉しいなと思っていたら、なんと自分が飯食ってる横から、突然Qちゃんが現れた!
ほんまにQちゃんや。
すこしトークショーがあって、そのあと町内をQちゃんと一緒に歩くらしい。
世の中にはいろんなイベントがあるものだ。
ちょっとトークショーを見ていたけど、雨も小降りになって来たので、先を急ぐことにする。
ちなみに、自分はマラソンもするので、生Qちゃんを見るのは地元の淀川マラソンで2回、徳島マラソンで1回と過去に3回あり、今回で4回目。
でも、Qちゃんに会えたのはとても嬉しかった。いい思い出になる。
さて、自転車で走り出すと、どんより雲に覆われて空に青空が覗いて来た。
まさに、Qちゃんに会うための雨だったような気がしないでもない。
そして、Qちゃんに会ったあとすぐに晴れたので、Qちゃんが晴れの女神のような気もして来た。ちょっと大げさか、、、。
黒部市を抜ける頃には、青空の比率の方が多くなって来た。
そしてこの田園風景が美しかった。
先月、走った海沿いにでる。
先月はこのあたりから雨が本降りになったのだった。
今月は逆だ。このあたりから、本格的に晴天になって来た。
しかし、相変わらず風は強く波は高い。
先月リタイアした場所、越中宮崎駅に再び寄ってみる。
ちょっと自転車をを置いて、付近も歩いて見た。
宮崎海岸からしばらく走ると、ついに新潟県へ。
先月、リタイアした場所って新潟県のほんの手前だったのだだと改めて思う。
グッバイ、富山県。
先月と今月と2回に渡って富山県を走ったことになる。
2回とも天気には恵まれなかったが、正直、この旅を始めるまでは富山のことは、何も知らなかったし、何も期待していなかった(富山のかた、ごめんなさい)。なんとなーく地味な県で、知っていることと言えば、「あぁ、富山といえば、薬売りね。」そんなもぐらいのものだった(重ね重ね失礼!)
でも、とても印象に残る場所になった。とても思い出深く、旅に出る前と後では全く印象が変わった。美しい立山と日本海の間にあるとても美しい場所。晴れた日にまた必ず来て、思い切り富山を走りたいと思う。
さて、新潟に入った。
今回は新潟はほんのさわりだけ。
この富山との県境から、糸井川まで海岸沿いを走る。
この海岸沿い、同じく日本海沿いだった福井の越前海岸線沿いをイメージしていたのだが、これがまた全然違う。
かなりアップダウンが激しく、海岸線の崖のようなところ走る。
海とにかく風が強く、白波立っている。
まるで東映映画のオープニング画像のような波だ。
天険トンネル。
ここはちょっとトンネルを抜けるのは危険ぽい。
トンネルの脇には抜け道があるので、そちらを抜ける。
この抜け道がなかなかすごい。
脇道の先には絶景場所発見。
青海八景、四世代道暮色ってところ。
もちろん、周りは誰もいず、一人ぼっち。
海鳴りがすごい。
海の近くで生まれていない自分は、こんな海鳴りを聞いたのは初めてかも知れない。
ゴォォォォォォオオオオオーーー
ゴォォォォォォオオオオオーーー
とすごい音で海が鳴っている。
思わず浜田省吾の名曲「陽はまた昇る」が脳内再生スイッチオン。
「海鳴りの聞こえる丘で、
青空を見上げて想う・・・・・」
しばらくはこの崖のような海岸線を走っていく。
親不知という場所までやってくる。
北陸自動車道が、海の上を走っている。
こんな海の上を高速が走っている景色もなかなか珍しい。
先月はこの脇の線路の上を電車で走ったことになる。
道の駅、親不知ピアパークで休憩。
ウミガメの産卵で有名なところなのかな。
大きなウミガメの銅像が印象的。
この道の駅、海岸にも降りれたので、せっかくなので行ってみる。
とにかく風が強く、人間の背丈ほどある波が押し寄せている。
子供が数人水辺にいたが、波にさらわれてしまうんじゃないかと、見ているだけでハラハラしてしまう。
親不知を過ぎると、姫川に出た。
ずっと走って来た海岸線8号線とは、ここでお別れ。
ここで右折して、松本白馬方面を目指す。
いつかこの8号線の先もいきたいと思う。
できれば来年あたりかな。
糸魚川から、秋田まで走ってみたい。
8号線から右折して白馬までの道のり148号線は、先ほど超えた姫川に沿っての道となる。通称、千国街道。
また本州を東日本と西日本に分断する地溝帯であるフォッサマグナとう溝がこの糸井川から静岡に向かって通っているらしい。
ここからはこのフォッサマグナの上を走っていくことになる。
基本、山岳地帯だから、ここからは苦手な登りだ。
最初のうちはまだ平坦で、また曇っては来たがこの姫川の水も綺麗で気持ちがいい。
北アルプス入口の看板発見。
若い頃からスキーは趣味なので、この看板に乗っている栂池、白馬乗鞍、白馬コルチナ全てのスキー場はすべてお馴染みの場所だ。
そして今夜は今でも毎冬スキーにいっている八方屋根まで行って、八方で泊まる予定。
そう、今回の旅はこの冬にいつも車で行っているスキー場に自転車で行って見たいという好奇心も強くあったのだ。
山の一本道。
車も少なく、走りやすい。
途中、姫川にうっすらとだが虹がかかった!
少し山を登って来たあたり。新小滝発電所。
さて、このあたりまで順調に来たのだが、ここからトンネルの連続となる。
しかもこのトンネルが長い。
できればこういう長いトンネルは車道を通らず歩道を走りたいと思うのだが、車道がない。
正直、このあたりが一番辛く、怖かった。
微妙な上り坂の長いトンネル。
自転車のテールランプを点滅させて、車に存在を知らせながら、ゆっくり車道を走る。
いきた心地があまりしない。。。
トンネルを抜けると、山間の温泉郷。姫川温泉郷。
こういうところで、いつか一日のんびりしてみたいな。
とてもいい雰囲気。
また、トンネルに。
このトンネルは、対抗車側に歩道があるのを発見。対向車側に渡り、歩道を走った。
長いトンネルを抜ける→綺麗な山間の町。
長いトンネルを抜ける→綺麗な山間の町。
長いトンネルを抜ける→綺麗な山間の町。
そのループが何度か続く。
ずっと姫川ぞいだ。
山に登れば登るほど、空気は澄んで、景色は美しくなっていく。
まだ少し肌寒い。
白馬村に入った。ウェルカム白馬の看板が嬉しい。
目前に冬スキーで見慣れた八方尾根が!
この瞬間は相当嬉しかった。
思わず小躍りしたい気分。
残念ながら曇って北アルプスはご覧の通り。
18時40分、白馬駅到着!!
いやー、ここまで自転車の自走で来れた。
かなり達成感あり。
白馬到着後、八方尾根のホテルに宿泊。
(白馬駅から、このホテルに行くのになぜか相当迷ってしまい1時間近くかかってしまった。。。)
宿泊したのはホテル白馬
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ホテルは快適で、夕食もバイキングでお腹いっぱい。
21時には就寝。
※この日facebookにあげた日誌を原文のまま引用します。
距離は134キロと短めだったが、前半海、後半山の今日のコースはなかなか充実感があったのがわかる。
富山ー熱海自転車旅、初日終了。
10時10分に富山駅を出発し、18時40分に白馬八方尾根に到着。走行距離は134キロ。今回は前半が日本海沿い、後半が山道と、全く違う二種類のロケーションを楽しみました。
日本海ぞいはとにかく風がすごかった。日本海も大荒れで、先月の穏やかな雰囲気とは真逆!あんなすごい海鳴り、生まれて初めて聞いた。あとQちゃんこと高橋尚子さんを見たのもプチ思い出(笑)後半の山道は登った標高は700メートルほどなんですが、とにかくトンネルばかり。しかも5キロとかのトンネルが連続!正直、かなりビビった。今回は事前に道の情報を集めてなかったんだけど、このトンネルの連続を知ってたら、来なかったかも?!あまりオススメ出来る道ではありません。
でも、最後に毎年スキーで来てる八方尾根が見えたときはグッと来た!5月の旅と合わせると大阪から自転車で3日で来れることがわかった。自転車で来ると、そこがすごく近くなった気がいつもするんだけど、今回も白馬がグンと近くなりました(とはいえ、スキーの時は自転車では来んけど 笑)
しかし、今日は寒かったー。白馬村なんて18時の時点で8度しかない。まだ冬やん(笑)迷ってたけど、長そでのインナーやブルゾン持ってきてて大正解。なかったら風邪ひいてたな。
明日は今日回れなかった八方近辺を自転車で巡ってみて、山梨を目指します!
明日は晴れろーー!!
(旅5:富山ー熱海編)1日目
走行距離134km
3日間トータル134km
[ニホイチ旅全トータル 13日2229km]
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