きまぐれニホイチ!-こまぎれ自転車日本一周旅

休日を利用して気長に細切れの自転車日本1周旅やってます。テントをかついでの野宿スタイルではなく、ビジネスホテルを利用したゆるめの旅記録です。

ニホイチ旅30日目 (旅9:下関-出雲編DAY1) 下関-角島大橋-萩-益田

2018年8月13日から 14日、お盆休みの2日間を使って、やっと下関から出雲までを走ることができた。

「やっと」と書いたのは、計画を立てて二度天候不良で行けなかったからで、当初は7月の頭に行く予定だったんだけど、その日は瀬戸内を中心とした西日本豪雨の日と重なってあえなく中止になってしまった。
この雨は岡山、広島、愛媛(特に倉敷市真備町の被害は甚大でした)などに被害を与える記録的な大雨になった。

そして次は7月の末に再度予定を立てたんだけど、これまた東日本から西日本に向かうという異例のルートを取る台風と重なってしまい、二度目の断念。

それで、本来は自転車旅の予定はなかった8月のお盆休みに行くことになった。
基本的には軟弱ライダーの私は、真冬と真夏は自転車には乗りたくない。出来れば春や秋の風の気持ちのいい時だけ自転車に乗りたいという都合のよい自転車乗りである。この記録的な猛暑の今年の夏に行くのか?とかなり悩んだのだが、どうしても今年前半に本州西日本一周を達成しておきたいというのがあって、行くことにした。

前日の8月12日の夜にスタート地点の下関に入るため大阪を出発。
大阪駅には、山陰地方のポスターが。

今回も山陰地方といえば山陰地方。
昨年の10月に福井の敦賀から、若狭、城崎、鳥取、松江と通って島根県出雲まで走った。今回はその続きとなる。

当初は出雲まで行って、三年前に通った下関まで走ってルートを繋げようと思っていたのだが、逆に下関からスタートして出雲まで向かったほうが海側をずっと走って行けることに気がついて、下関スタートに変更とした。

自転車旅前はやはりワクワクする。

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お盆休み前半ということもあり、新大阪駅は大混雑。
自転車を置きやすい新幹線の一番後ろのチケットを取るのが旅3日前でもなかなか難しかった。

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新幹線で下関に入るのには、一旦九州の小倉に上陸して戻るのがもっとも早いようだ。
という訳で、久しぶりに九州上陸。

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小倉から下関はすぐだ。
到着したのは22時すぎ。もう下関はほとんどの店がしまっていた。

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下関駅前のホテルに入ってすぐに寝ようとするが、案の定眠れない。
相変らず自転車旅前はほんと興奮状態なのか楽しみすぎるのか、覚醒しちゃって眠れないのだ(遠足前の小学生かよ)。結局、ちょっとだけウトウトして、午前3時30分に起床。輪行バッグの自転車を組み立てて出発することにした。ホテル滞在時間はわずか5時間だ。


スタート地点は少しだけ移動して関門海峡に。
ちょうど空がオレンジ色に開け始めてとても綺麗だ。

かなり湿気のある朝で、むしっとした空気。で関門海峡は相変らず風が強い!

なんでもこの日の夜は、ここでかなり大きな関門花火大会というのがあるらしい。今は誰ひとりいないこの場所も、あと十数時間もしたらすごい人にでにぎわうのだろう。

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ちょうどこの旅の前にやっていたブラタモリが偶然にも下関で、唐戸市場前の亀山八幡宮の鳥居にボールが挟まっているというのをやってたんだけど、前を通りかかったので見物。
確かに山の字の隅っこに軟球らしきものが挟まっている。
これなんと昭和33年から挟まってるらしく、なんとすでに60年(!)挟まりぱなしらしい。

最近はこれが野球の神様と噂され、験担ぎに訪れる野球小僧が全国から来るとか来ないとか。

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唐戸市場。市場の朝は早い。
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2年前の広島から鹿児島までの自転車旅の時は、ここ下関で一泊した。
あの時も下関到着は夜の9時ごろで真っ暗だったのを思い出す。
今回も暗いうちに来て、暗いうちに下関を去るわけで、自転車旅では明るい下関にはあまり縁がない。


夜明け前のマリンパーク。

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下関タワー。ほんのり明るくなってきた。

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下関駅前。シモール。

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ちなみに今回の自転車旅から、リアバックを人気のアピュディラに新調!
軽くて楽。かなりいい感じ。

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桜山神社。ここは高杉晋作のお墓があるところ。
昔、ちょっとだけ幕末にかぶれていたことがあって、その中でも高杉に惹かれていたので、この桜山神社には昔、来たことがある。
今回はパスとした。

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最初はひたすら国道191号線を走っていく。

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左に関門海峡を眺めるバイパス道路で走りやすい。
まだ車も少なく涼しい朝の時間に、少しでも距離を稼ぎたい。

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右手の山から日が昇りはじめた。
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関門海峡もここまで来ると、橋の辺りと比べると、一気に広くなる。
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 いい道だ。向こうに見えるは竜王山。

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すぐに本日の第一目的、吉母海水浴場を発見。
国道を離れ脇道に入っていく。

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吉母ビーチ到着。
ここは大阪の友だちの生まれ故郷。
今回、下関から出雲まで走るとその友達にいうと、ぜひ故郷に寄ってくれといわれて来てみた。
誰もいない。
とにかく静かだ。

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自転車をおりてビーチまできてみた。

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その友だちいわく、びっくりするほど田舎で「夜になると漆黒の闇になるような場所」と言ってたけど、確かにかなりの田舎ではある。
少年時代、夏休みになると毎年徳島の田舎に帰っていたんだけど、それを思い出す。井上陽水の少年時代で歌われているような懐かしい日本の田舎の風景が残っていて、いやいやどうして、とてもいいところである。

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車も通らず、カエルの音と蝉の音だけ。しゃーという自転車の音が響くほど静かだ。

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誰もいない吉母を抜け、角島大橋を目指す。

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小串。再び191号線に戻る。
海沿いの一本道。国道に戻ると交通量は増えてきた。

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宇賀本郷。海は凪。

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海の水をのぞいてみると、とても綺麗だ。

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二見夫婦岩

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土井ヶ浜海水浴場。
やたら波乗りジョニーという看板が目立つ。
この写真だけで3つ写ってるど、それどころじゃない、いくつもある。これ絶対、許可取ってないよな(笑)

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これ山口県下関あるあるなのかな?ガードレールがやたらオレンジ。
他の地域を走っていて見たことがないので、多分このあたりだけの特徴なんだと思う。

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道の駅。北浦街道豊北にピットイン。
角島大橋が近いからか、いっぱいです。

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ここに来るまで忘れていたんだけど、山口県といえばこの方ですね。シンゾーさん。
自転車旅をしているとやたらその地域の政治家さんのポスターを見せられことになるんだけど、今回はこの方。ありとあらゆる場所に貼られておりました。

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そんなこんなで走っていると、見えた!角島大橋

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到着、角島大橋

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まだ8時半だというのにすごい数の観光客です。
山口県の観光地第1位は、関門海峡でも萩でもなく、もはやここ角島大橋

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自転車でも渡れるというので、渡ってみる。
(歩道はないんだけど、ランニングで渡っているランナーもいた)

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意外に車で橋を渡る人は少ないのか、橋のたもとの賑わいに比べると橋の上は空いている。

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なにこの海の色。すっごい澄んでいる。

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ずんずん進む。

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橋の中間あたり。ここで橋がいったん、ぐんと上にのぼる。このカーブが美しいんだな。

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角島上陸。島側からの眺め。

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というわけで、すぐ戻ります(笑)。
(今回は角島一周は時間の都合パス)

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帰りの景色。車が全くいないところ撮れた。

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いやー綺麗。とろけそう。

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もうなんじゃい、この海の色。

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角島、堪能!
天気にも恵まれて、最高だった。角島大橋、自転車では思い残すことなし!

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角島を出て次は長門をめざす。
下関からここ角島までは、ツール・ド・しものせきという自転車イベントとほぼ同じコースで来たけど、ここからはそのコースともお別れとなる。
(ツール・ド・しものせき、かなりいいコース!)

相変わらず、オレンジのガードレール。視認性高くていい。
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長門粟野。粟野川。
角島を過ぎると、人も車もずいぶん減った。またほっこりとした田舎の風景に戻りつつある。

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時刻も9時を過ぎると一気に気温が上がりはじめた。
今日も35度を超える真夏日の予報。

再び海に出る。油谷湾
ここまで標高50メートルほどの丘をいくつかアップダウンある。
紀伊半島の後半と一緒で、海沿いは基本、のぼり→トンネル→下り、この繰り返しだ。
疲れるし、暑くなってくる。

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海の色はまだまだきれい。海水じゃなくて淡水なら飛び込みたい。

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太陽が本気出してきた。
太陽が一瞬でも陰ると涼しいんだけど、陽にあたりぱなしだとかなり暑い。まあ当たり前なんだけど。
このあたりはコンビニも全くないので、自動販売機のちょっとした日陰で休憩をとる。

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人丸というところ。田舎じゃのう。

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もう、ずっと田舎じゃ。

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そしてまた海に出る。
これの繰り返し。海はきれい。そして暑い。

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そんなこんなで、長門市街到着。通行量が一気に増えた。

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長門市はけっこうな町だ。

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あまりの暑さに、スーパーの軒先に避難。
なんだかんだで現在すでに110キロも走ってきている。涼しい時間に距離稼いだので、本日の残り90キロというところ。
しかしこの暑さ、太陽が本気出した日中はもうゆっくり行かざるをえないな。

日陰に入ると風も爽やかで、大阪よりはだいぶん涼しくは感じる。
現在、気温は34度。

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暑くて行きたくないけど、ずっと軒先にいるわけにも行かないので、出発。
次はとりあえず萩を目指す。

長門から萩まではバイパスを行く予定だったんだけど、行ってみるとバイバスの入り口に大きく自転車は通行不可の文字。
仕方がない、峠超のルートに変更。
田舎道をひた走る。

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峠までの道。車はバイパスを使うから、ほとんど走っていない。

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うーん、田舎だ。このあたりから車も人も全く見かけなくなった。

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峠はじまった。照りつける太陽。アスファルト、暑い!実に暑い!!

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かなりの峠、思っていたよりのぼるなあ。
気温計があって見てみると36度!下より上のほうが暑いってどういうこと!

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榎谷トンネル。
しかも峠登りはじめて追い越して行く車も対抗車も一台も見ない。もちろん人も自転車もいない(こんな暑い中、誰も通らないよな)。とにかく長い時間静かでひとりぼっちだ。なんだか薄気味悪くなってくる。

ちょうどこの前見た映画が、夏の昼間に誰もいない山道で幽霊らしきものをみるという映画だったので、ちょっと怖くなってくる。夜出る幽霊ももちろん怖いけど、夏の昼間に出る幽霊ってのもなんかリアルで怖いと思ってとこなので。
そう思っていると不気味なトンネルが。嫌だな。怖いわあ。一気に行こう。

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トンネル抜けると、萩市
峠は鎖峠という名前だった。

標高は大したことないんだけど、暑さとひとりぼっちの心細さでちょっとこの峠はまいった。
ここからは一気くだりのはず。

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一気にくだって萩市手前まできた!
くだり坂の途中に自動販売機があって、そこで草刈りをしている人を発見。なんだかかなりほっとした。自動販売機で500ミリの水を買って、頭からかぶる。だいぶん生き返った。峠を越す」って言葉がほんと身に沁みるなあ。

そして久しぶりのコンビニ発見!今日、初の冷房!生き返った!
ここまで来るまで水分の取りすぎでお腹は減っていないんだけど、なんか食っとかないと思い、とりあえず冷やしうどん。

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コンビニを出ると橋本川

13時すぎ、今からしばらく一番気温が上がる時。
ちょうど萩に着いたことだし、ゆるく萩市内を自転車でまわって観光して小休止とすることにした。

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萩駅
萩に来るのは人生初だ。

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駅の中。
昔の駅の名残が再現されている。

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ちょっとした資料館みたいになっている。

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萩のイメージと言えば、この城下町の景気。
めちゃくちゃ古い話だけど、子供のころ一緒に住んでいた叔母が見ていたドラマ「赤かぶ検事奮闘記」の舞台が確かこの荻だった。
そのドラマで萩という街を初めて知ったんだけど、この城下町特有の景色がとても印象に残っている。
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高杉晋作像。
昔、高杉好きだったということで、やはり外せない。

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高杉新作の誕生地。ここは観光客も多かった。いかに高杉晋作がカッコいい男なのかを一緒に来た友人相手に熱く語る青年などもいて、高杉ってやはり人気が高いんだなあと感心した。龍馬と高杉って、ある年代の男には刺さるんだよな。

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この高杉の誕生地のあるのは城下町菊屋横丁。

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この横丁、あまり長くない道なんだけど日本の道100選に選ばれている道のよう。
流石に萩市の象徴。

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いい感じの景色だな。

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萩城跡の萩博物館。

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萩の商店街を抜ける。お盆休みなのか、そういうところなのか、殆どのお店がシャッターは降りていて閑散としている。

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商店街を抜けると萩のもうひとつの大きな観光地。松陰神社に到着。

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松下村塾
ここは昔、高杉にかぶれてたときに、もっとも行きたかったところ。
いやー、来れて嬉しいな。

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映画村のセットようだ。

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中も見れる。

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そして萩最後の観光場所は、世界遺産、萩反射炉

これはすごかった!テレビや雑誌でみるより実際はかなり迫力があった。

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歴史を感じる。

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萩で観光しているところをリアルタイムでFacebookにあげていたんだけど、お世話になっている先生から「萩はきれいな街。清潔。」とコメントをもらった。
そう言われてみると、萩、確かにゴミとか全く落ちてなかった。ほんと清潔で純なところだった。またいつか来たいと思う。今度は泊まりでゆっくりするのもいいかもしれない。

さて、萩でだいぶ時間を潰してクールダウン出来た。
16時前。少し涼しくなってきたし再スタート。

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荻から今日の宿泊地の益田まではずっと海岸線を走って行く。
キラキラしてとても綺麗な海だ。

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潮の香りがぷんとする。

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道の駅。阿武町にピットイン。
なんとここは全国道の駅発祥地とのこと。すごいね。

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道の駅の裏手。きれいなところ。
子どもが小さな鐘をカランコロン鳴らしていて、その音を聞いているとなんだか少しノスタルジックなメローな気分になった。

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走り出す。
ずっと海。陽は傾いてきたとはいえ、まだまだ暑い。

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だめだ、暑い。
いくら水分とってもすぐに喉が乾いてしまう。
熱中症にだけはなりたくないので、こまめに水分補給。

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なんだかんだでまだ33度ある。

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海沿いと線路。
きれいな風景。

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陽が傾いてきた。けっこう寂しいところなので、気が少し焦る。

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ここに来て、また峠が始まった。
すでに170キロ走ってきて脚は売り切れ、暑さでヘトヘト。かなりキツイところ。

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峠の上には2つトンネルがあった。今日初めての長めのトンネルだ。
大刈トンネル1500m、須佐トンネル700mちょい。
大刈トンネルは念のため細い歩道を走ったのだが、相当こわかった。
車の量も多く、車もスピードを出している。けっこう危険だ。
須佐トンネルは、下りだしスピードは出るので思い切って車道を走った。けっこう楽だった。
細い歩道を無理して走る良い、思い切って車道走った方が車も避けてくれるので大刈トンネルも車道走ればよかったなと思う。歩道でもしも転けたらそれこそ危険だ。
どちらのトンネルも前後にライトがないと走るのは厳しい。
特に大刈トンネルは要注意。

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須佐の風景。時刻は18時30分。だいぶ涼しくなった。

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田万川温泉郷。夕暮れどき。
道の駅はあったけど、早くもお店はクローズドしていてちょっと気が焦る。
このあたりから道がずいぶん寂しくなって来たので、暗くなるのはごめんだ。

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仏峠、田万川トンネルを抜けたら島根県に!

グッバイ、山口!

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人形トンネル。910メートル。ここも車道を走った。

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19時15分。陽は落ちてしまった。最後も結構なアップダウンが続く。

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残り10キロほど。もう明るいうちに着くのは諦めて、ライトをつけてゆっくり安全に行くことにする。

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後ろを振り向くと、美しい夕暮れの日本海

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いいロケーションの場所を発見。
マジックアワーだ。

今日も日の出から日の入りまで、ひたすら自転車をこいだ。
疲れたけど、この景色でオールokになる。
今日もいい日だった。

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しばらく走ると明るい街の灯が。
益田市に到着だ。
最後は何もない寂しいところをずっと走って来たので、ネオンの灯と久しぶりの信号機になんだかほっとする。

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益田ってかなり大きな街だ。下関や萩より栄えている。
ユニクロ、ガスト、イエローハットエディオンヤマダ電機、ローソン、いつもの街のいつもの見馴れた景色。でも、なんかこれが落ち着くんだよな(笑)

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19時55分、本日の目的地、益田駅に到着。
ホテルは駅の真ん前にあるホテル。
疲れたー。ホテルの裏に有料の自転車置き場があり、そこで自転車を預けることにした。

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ホテルはかなり良いホテルを取れ他のでこの夜は、かなりゆっくりできた。
この日の夜、Facebookにリアルタイムであげた日記を最後に引用。 

1955分、本日の目的地の島根県益田市に到着。

走行距離200.4キロ。疲れました。真夏日を計測する日に走ったらあかんですね、この距離は。しかもアップダウンもそれなりで、獲得標高は1702メートもあります。勝尾寺3往復ですね(笑)あかんですね。

最後、さびしい道で陽も落ちて疲れもあってかなり心細かったんですが、いいロケーションの場所にマジックアワーが重なり最高の景色を見れて疲れもふっとびました。

大浴場のお風呂入って、今はマッサージ機に乗ってこれ書いてるので極楽です。

結構、充実している。
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(旅9:下関-出雲編DAY1) 下関-角島大橋-萩-益田 走行距離200.4km
[ニホイチ旅全トータル 30日目4843.6km)

続きはこちら

0190.hatenablog.com